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自民党細田派(清和政策研究会)は11日、党本部で派閥総会を開き、安倍晋三元首相の同日付での派閥復帰と会長就任を決めた。清和研は安倍氏の父・晋太郎氏が死去して会長を退いた1991年以来、30年ぶりに安倍派となった。

安倍氏は総会で「次の世代に誇りある日本を引き継ぐため、ともに力を尽くしていきたい」と話した。「清和研は憲法改正の議論の先頭に立とうではないか。党内最大の政策集団として責任を果たす」とも述べた。

安倍氏は10日に衆院議長に就いた細田博之元幹事長の後任として会長に就任した。晋太郎氏の秘書を務め、93年の衆院選で初当選した後に当時の三塚派に所属した。今回は晋太郎氏が死去した67歳と同じ年齢での就任となった。

安倍氏は総会後、記者団に「清和研は岸田文雄政権をしっかりと支えていく背骨でありたい」と語った。

清和研は安倍氏の祖父にあたる岸信介元首相の派閥を源流とし、福田赳夫元首相が立ち上げた。

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