自民党細田派は、これまで会長を務めてきた細田博之 元幹事長が衆議院議長に就任したのに伴って派閥会長を退くことになり、10日、派閥幹部が安倍元総理大臣に派閥への復帰と会長就任を要請し安倍氏は受け入れました。
11日党本部で開かれた派閥の総会では、安倍氏の復帰と会長就任が全会一致で了承され、細田派は「安倍派」となりました。
安倍氏は、平成24年に2回目の自民党総裁に就任したのに伴って、当時の町村派を離脱していて、復帰はおよそ9年ぶりです。
安倍氏は「常に互いが協力し、助け合って自民党を支えてきた。時には激しい議論も交わしてきたが、日本のために働く使命感が貫かれていた。すばらしい伝統をこれからも守り続けていきたい」と述べました。
また憲法改正について「日本維新の会も国民民主党も憲法改正の議論については前向きになった。憲法改正は立党以来の党是でもあり、議論の先頭に立とう」と呼びかけました。