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イラク、イラン関係では、総選挙、カズミ首相暗殺未遂事件を受け、コドス部隊のカアーニ司令官がイラクを訪問していることは報告しましたが、al qods al arabi netはカアーニは、イラク大統領、議会議長等イラク政治の指導者らと会談した後、クルド自治を訪れ、クルドの指導者らと会談しているとのことです。
それよりも、注目されるのは、彼が関係者に対して事態鎮静化を働きかけている中で、その為には選挙結果の最終結果を尊重すべきであると語ったと報じられることと、駐イラクイラン大使が、カズミ首相暗殺未遂を厳しく非難し、厳正な調査が必要で、関係者は厳しく罰せられなければならないと語ったと報じられていることです
العراق: قاآني يحثّ على “احترام النتائج النهائية للانتخابات” والكاظمي يظهر في مكان عام بعد محاولة اغتياله | القدس العربي (alquds.co.uk)
もしカアーニ等の発言が字義通り受け取って良いものであれば、イラン政府としては選挙の機会に示されたイラン国民のイランに対する反発や首相暗殺未遂に対する、中東、国際社会の一致した非難を前にして、親イラン系民兵等の跳ね上がりを厳しく抑え、イラクとの関係修復を図ろうとしているのかと思われます。
但し、同時に、総選挙や暗殺未遂事件の調査に何らかの影響を与えることを狙っての動きとの見方も排除できないように思われ、何しろ昔から老獪なイランがどういう動きに出るか注目されます