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中華携帯ゲーム機が一部で流行っていますが、それらはほとんどがカスタムLinuxにエミュレータを搭載し、別途吸い出したROMイメージを再生するという仕組み。

著作権観点でも、ブラック寄りのグレーであり、ぶっちゃけブラックな商品が多数あります。特にMicroSDが付属していることを訴求しているような商品は、完全に違法なので買わないようにしましょう。売っている人はじきに逮捕されます。

さて、今回ご紹介するAnalogue Pocketは、そういったタイプの携帯型ゲーム機とは少し仕組みが異なります。

これは、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスのカートリッジをそのまま挿して使うことができます。つまり違法配布ROMなどを使う必要がないわけです。また、追加費用を払えば、ゲームギアやネオジオポケットのカートリッジも使えます。

そのため、自宅の押し入れに眠っている懐かしのカートリッジをそのままプレイすることができます。

どうやって実現しているかというと、独自開発のFPGAチップです。FPGAは、ハードウェア言語で論理回路を書き換えられる仕組みで、これにより様々な種類のカートリッジをエミュレーションなしで再生できるというわけです。

背面には、↓のようにカートリッジ挿入場所があります。

聞けば聞くほど開発には問題がたくさん起こりそうですが、案の定これまで何度も発売が延期されてきました。

前置きが長くなりましたが、このAnalogue Pocketが、ついに12月13日に予約者への出荷を開始することに。

さらに、12月14日から再度予約が開始されるとのこと。当初の予約は200ドルでしたが、若干値上げするでしょう。また、到着にはさらに時間がかかってしまいそうです。

スペックは下記の通り。

  • ディスプレイ:3.5インチLCD(1600×1440)
  • バッテリー容量:4,300mAh
  • スピーカー:ステレオ
  • 駆動時間:6~10時間
  • 充電:USB-C
  • microSD:対応
  • イヤホンジャック:搭載

また、1080pのHDMI出力やBTワイヤレスコントローラーを使えるドックもあります。

ゲームギア、ネオジオポケット、アタリLynxのカートリッジを使うにはアダプターを噛ませます。

というわけで初回予約を逃した方は、12月14日の予約を狙ってみてはいかがでしょう!

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