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クフ王のピラミッド近くの博物館に展示されていた「太陽の船」=2017年3月、エジプト・ギザ(共同)

 【カイロ共同】古代エジプトのクフ王(紀元前2589~同2566年)の大型木造船「太陽の船」が、エジプトの首都カイロ近郊ギザで建設中の「大エジプト博物館」に移送され、船体の一部が10日、報道陣に公開された。博物館はクフ王などの三大ピラミッドに近く、開館後はツタンカーメンの「黄金のマスク」やひつぎなどと共に展示の目玉にする。

 船は1954年、クフ王のピラミッド付近で見つかった。王が死後、太陽神と共に空を航海するため副葬されたという説がある。全長約42メートル、重さ約20トンで、復元後にピラミッド近くの別の博物館で一般展示されていた。