やれやれ、また小切手を出す時が来たようだ。3台しか作られなかったブガッティEB112のうちの1台が売りに出されているのだから。こりゃ、絶対に手に入れなければならない。
ジウジアーロがデザインしたハイパーサルーンは、1990年代にもう少しで生産されるところだったが、ブガッティは開発中に破綻してしまった。当時完成していたのは、バーガンディのシャシー番号39001の1台だけで、あと2台の開発が始まっていた。
幸いなことに、モナコ在住のビジネスマン、ジルド パランカ パストールは、EB112のシャシー#39002と#39003を含む、古いブガッティの部品を大量に購入していた。彼は、EB112の6.0リッターV12エンジン、6速マニュアルギアボックス、4輪駆動システムを手に入れることができた。そして、自分の所属するモナコ・レーシング・チームに2台のマシンの製作を依頼したのである。
39003番のシャーシは彼の個人的なコレクションとして残っているようだが、上の写真は39002番だ。この車は、停止状態から4.3秒で時速100kmに達し、最高速度は300km/hに達するという。また、走行距離はわずか3,895kmだ。
ドイツのディーラー、シャルトクリッセ(Schaltkulisse)で販売されているのだが、その価格は極秘。皆さんはいくらで売れると思う?そして、あなたはどれだけこの車が欲しいかな?
=海外の反応=
「見た目もダサいし、踏まれたような感じがする。私なら、ベントレーのフライングスパーを選んで、実際に使ってみたいと思うけどな」
「ダッシュボードは…面白い作りで、おそらく初期のアウディ TTよりもカーブでの安定性が低いと思うけど、ぜひ乗ってみたい。90年代のジウジアーロのピークとも言えるね」
「最初の2枚の写真は、このスタイルで作られた最初のコンセプトは、黒の2ドアクーペ「EB 118」で、1998年末のパリモーターショーで6.3LのW18エンジンを搭載し、5速オートマチックギアとパーマネントAWDを装備していた。 私が最初に見たのは2002年の赤い4ドアモデルだったが、当時の写真は今のように鮮明ではなく、自動車雑誌では小さすぎてぼやけていた(当時の自動車雑誌はクレイジーなものだった)ので、TGのおかげでこのブガッティコンセプトの詳細な写真を見ることができた。全体的な形は当時もちょっと奇妙だったけれど、スペックはクレイジーなV12エンジンで、ブガッティは4つのターボを搭載した4人乗りのEB-110のような車を作るつもりだったので、4つのターボを追加するかもしれないと言っていた。また、この4ドアのスーパーサルーンの伸びやかなシャシー全体は、EB-110と同じようにカーボンファイバーで作られていたが、ボディパネルはアルミニウムで作られていた。今日、この珍しい車に感銘を受ける人はあまりいないかもしれないけれど、2000年以前、この車は超クレイジーだった。2003年の後半に、狂気に満ちた創造物、キャデラック シックスティーン(愛称:贅沢な機関車)が出てくるまでは…」
「正直なところ、これならボクスホール ベクトラを所有したいと思っている」
「怪物のようだけど、コレクションとしては最高のクルマだ」
↑「もしこれが私のコレクションだったら、人には知らせないと思う。さもないと、金曜日の夜に地元のパブで笑いものになってしまうだろうから」
↑「でも、V12の音は最高だし、6速マニュアルだし、なかなかいいんじゃないかな?」
「それとも、ローバー75が2,000ポンド(30万円)で買えるから、グリルをひっくり返せばいいのか?」
「見た目は…挑戦的で、まるで誰かが霊柩車に乗っているかのよう」
「正直なところ、これは冗談だと思った。誰かが古いフォード スコーピオかグラナダを手に入れて、ボンネットに偽のBugattiグリルを貼り付ける前に、新しいボディパネルをひどく作ろうとしたように見える。今回は財布をポケットに入れたままにしておこうと思う」
「本当に大胆な内装仕様だね。外側をできるだけ暗くして隠したいという漠然とした希望は理解できるけど、内側をここまで不吉にするのは理解できない」
「フランス車にイタリア人デザイナーを起用するのは、プジョーの場合のみ有効であることの証明」