Howy-T も古くから San Francisco を拠点に活動をしていた人で、99年に Sacrifise Records から1枚目のアルバムをリリースしています。この人はあまりメジャーな人ではないかもしれませんが、人脈的には Les-G や JT The Bigga Figga などと関係が深い人で、このアルバムにも ベイ・エリアから多くのゲストが参加しています。ちなみに以前紹介した Dee-Mack が在籍したユニット Ruthless Til Death にも Howy-T が数曲参加しています。その後ダウンロードだけなのか、もう一枚アルバムがあるのですが、こちら詳細は分かりません。
写真は、1枚目のアルバム “Struggled Ta’ Bubble”(1999年)です。このアルバムは Les-G を中心に Howy-T 自身、JT The Bigga Figga、Boogieman (Hook Boog かな?) などがプロデュースを手掛けたアルバムで、ゲストには Young Ed、Guce、Mob Figgaz、Rob G、Mac Mall、Killa Tay などが参加しています。音的にはミドルからスロー・テンポのファンクを中心に、グルーヴィー、メローも収録の良盤だと思います。全体的に Les-G らしい少しダークな雰囲気もあるので好みは分かれるところかもしれませんが、90年代中後期のLes-G の音が好きな人にはオススメのアルバムだと思います。中ではミドル・ファンク “Trust No Man”、”Hustla For Life feat.Mac Mall”、スロー・ファンク “Sicker Than HIV feat.Young Ed”、”Focus feat.Rob G”、”Tower Side feat.KT, G-Man, Jes, Twin & M. Dirty”、スロー・グルーブ Die Alone feat.RG”、メロー・グルーブ “Blacka Da Berry feat.Miss Mocha” あたりが好きです。中でも女性ボーカルも絡んだメロー・グルーヴ “Blacka Da Berry feat.Miss Mocha” は好きな人も多いと思います。ちなみにこのアルバムは02年に再発が出ているようです。
【Discography】
・Struggled Ta’ Bubble (1999)
・The Prince From The Dark Was A Gentleman (2012 ) >Amazon.co.jp