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 徳島県は11日、国が承認した手順に違反してジェネリック医薬品(後発薬)を製造したなどとして、医薬品医療機器法に基づき、徳島市の製薬会社「長生堂製薬」に業務停止命令を出した。停止期間は12日から最長で31日間。同種の県の処分としては過去最も重く、11月11日までの業務改善計画の提出も命じた。

 県によると、同社は生産態勢が逼迫し、業務効率化のために製造手順を変更。中には10年以上前から手順を変えていたものもあった。虚偽の製造指示書なども作成し、原田秀昭社長は遅くとも2019年ごろには問題を把握していたという。