Windowsの最適化アプリとして有名なCCleanerがMicrosoft Storeで公開されたことが分かりました(Neowin)。
CCleanerはレジストリクリーナーソフトの中でも、Microsoftとの間で長い争いの歴史を持っていることが有名です。2015年、Microsoftの主任ソフトウェア開発エンジニアを務めていたGov Maharaj氏は、MicrosoftのChannel 9ウェブサイトで公開されていた「The Defrag Show」という番組でこのアプリケーションを完全に無視したことが知られています。
Maharaj氏は、Windows 7からWindows 10にPCをアップグレードするユーザーに対し、不要なアプリに関するアドバイスをしていて、CCleanerについては以下のように述べています。
CCleanerは……控えめに言って……やめましょう……先に進みましょう!
また2020年8月には、CCleanerが他の不要なソフトウェアをバンドルしているため、MicrosoftのWindows DefenderがCCleanerを潜在的に不要なアプリケーション(PUA)としてフラグを立てたこともありました。その後、MicrosoftはCCleanerを、PUA:Win32/CCleanerからPUA:Win32/PiriformBundlerに修正しましたが、偶然にもCCleanerがバンドルしていたソフトウェアは、Google Chrome、Googleツールバー、Avast Free Antivirus 、AVG Antivirus Freeと、Microsoftが提供する製品のライバルと見なされているソフトウェアだったことが知られています。
今回の事例は、MicrosoftがCCleanerをどう思っているかどうかにかかわらず、条件が満たされた場合、ストアの窓口は公平に開かれるという事実を示しているのかもしれません。