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今月4日に行われた東京パラリンピック、車いすテニスの男子シングルス決勝。国枝慎吾選手(37)は、相手のショットがネットにかかって2大会ぶりの金メダルが決まった直後、乾いたまめで硬くなった手のひらで目頭を押さえた。スタッフに抱きしめられ、涙。日の丸にうずくまって、また涙を流した。いつもの冷静さとは異なる感情を高ぶらせる姿だった。