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入管施設でスリランカ人女性死亡 遺族ら映像確認のため入管庁へ

 名古屋入管の施設で亡くなったスリランカ人女性の遺族らが、収容中の女性を撮影した監視カメラの映像を確認するために、入管庁を訪れています。

 スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんは名古屋入管の施設で体調を崩し、今年3月、死亡しました。出入国在留管理庁はおととい、死亡の経緯や原因を調査した最終報告書を公表し、ウィシュマさんの収容中の様子を撮影した監視カメラの映像を開示すると発表しました。

 これを受け、ウィシュマさんの遺族と代理人弁護士はけさ、入管庁を訪れましたが、遺族らは、▼映像は2週間分残されているにも関わらず開示するのは「2時間程度」としていることや、▼代理人の立ち会いを認めないことなどについて強く反発しています。

 「弁護士の立ち会いを許さないなんてありえない。非常におかしいです。今回の誠意のない対応から見ても、入管は何も反省していない。ふざけていると思います」(遺族の代理人 指宿昭一弁護士)

 遺族らは映像を確認した後、午後に会見を開く予定です。