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来週にかけ活発な前線停滞 西日本で大雨 土砂災害に厳重警戒を

 前線の活動が活発となり、西日本を中心に各地で断続的に激しい雨が降り続いています。中国地方などでは、週末にかけて災害が発生するおそれが高くなっています。

 広島県ではけさから発達した雨雲がかかり、断続的に激しい雨が降っています。すでに大雨や洪水の警報が発表され、大雨警戒レベル3の高齢者等避難が出ているほか、JRの在来線が一部区間で運転を見合わせるなどの影響が出ています。

 中国地方では、あさってにかけて大雨となり、さらにその後も来週にかけて前線が停滞するため、記録的な雨量となるおそれが出ています。今週はじめに通過した台風9号で、広島県や島根県の一部では300ミリを超える大雨となっていて、災害が起こりやすい状況となっています。土砂災害や浸水、河川の増水に警戒するとともに、早めの避難も検討してください。

 九州でも、非常に激しい雨が降っています。鹿児島県北部では総雨量が200ミリを超え、平年8月ひと月分の9割近いところもあり、「避難指示」や「高齢者等避難」が3市2町に出されています。九州新幹線は、鹿児島中央と熊本の間で運転を見合わせています。

 「帰省。(運転見合わせを)今知った。どうしようかと思っている」(利用客)

 九州南部ではあす、あさって以降も大雨のおそれがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

 現在、日本列島に沿うように前線が横たわっていますので、非常に発達した雨雲がかかっています。一部帯状になりそうなところもありますので、危険な状態となっています。

 このあとも、雨が降り続きます。現在、土砂災害警戒情報の発表されてるところもあるんですけども、このあと梅雨のように数日間にわたって、まだ雨が降り続くということになりそうです。

 このあとの予想、やはり太平洋側を中心に発達した雨雲がかかって雨の中心は九州となりそうです。同じ所に湿った空気が流れ込み続けますので、同じところで激しい雨が降り続くというおそれがあります。また東日本にも広がりそうです。

 そして、この紫の所、特に雨の量が多くなりそうで、九州ではあす朝までに250ミリから300ミリ予想されています。土砂災害など危険度が高まりますので注意してください。