米カリフォルニア大学などの研究チームは、死期を迎えた巨大な恒星が超新星爆発を起こす様子をリアルタイムで観測することに成功したという。観測に成功したのは地球から約1.2億光年離れた銀河NGC5731にある赤色超巨星「SN 2020tl」。この赤色超巨星は太陽の10倍以上の質量を持つものだそうだ。今回、SN 2020tlの超新星爆発の様子が観測できたことにより、赤色超巨星がSN 2020tlfのような発光を伴っている場合、近いうちに超新星爆発を迎えると予測することが可能になるとしている(The Astrophysical Journal、CNN、Engadget)。
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