もっと詳しく

『蓬莱の海へ 台湾二・二八事件 失踪した父と家族の軌跡』著・青山惠昭
【書評】『蓬莱の海へ台湾二・二八事件 失踪した父と家族の軌跡』/青山惠昭・著/ボーダーインク/2420円【評者】与那原恵(ノンフィクションライター)なぜ父は失踪してしまったのか。生死さえわからぬまま四十数年が過ぎたとき、息子の青山惠昭は父・惠先が「台湾二・二八事件」に巻き込まれ非業の死を遂げたと確信した。以来、事件当時の証言や資料を集め、やがて協力者も得て、台北高等行政法院(裁判所)に提訴。事件の犠牲者として認定補償が認められたのは事件から約七十 全文
NEWSポストセブン 12月12日 16時15分