きのう、東京・千代田区でタクシーが歩道に突っ込み、6人が死傷した事故で、亡くなった女性の弟が取材に応じ、「運ばれた時はほぼ心肺停止の状態だった」「まだ現実感がない」と明かしました。
この事故はきのう夕方、千代田区でタクシーが自転車や歩行者を次々にはねたもので、歩道にいた小林久美子さん(73)が死亡したほか、4人が重軽傷を負いました。また、けさ、タクシーの山本斉運転手(64)も死亡しました。
亡くなった小林さんの弟
「(小林さんは)運ばれた時にほぼ心肺停止状態だったんで、病院としても何もやることがないっていう死亡確認をした。なんでうちの姉だったの。まだ現実感としてはないですね」
小林さんは、歩道でタクシーを拾おうとしていたところ事故にあったとみられています。
また、目撃者などによりますと、山本運転手は事故直前に下を向き、つらそうに運転していたということで、警視庁は直前に体調の異変を起こしたとみています。