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全焼し、遺体が見つかった住宅=12日、甲府市蓬沢(平尾孝撮影)
全焼し、遺体が見つかった住宅=12日、甲府市蓬沢(平尾孝撮影)

甲府市の井上盛司さん方が全焼し、井上さん夫妻と連絡が付かなくなっている火災で、同居する10代の娘2人のうち1人が「争う声を聞いて1階に下りたら知らない男がいた」「逃げたら後ろから襲われた」と証言していることが12日、山梨県警への取材で分かった。娘は頭にけがをしたが、命に別条はない。県警は周辺の防犯カメラの映像などを分析し、侵入者の特定と行方を捜査。2遺体の身元確認を進めている。

県警によると、娘は12日午前3時半ごろ、2階にいた際、争うような声を聞いて1階に下りた。薄明かりの中に見知らぬ男を発見。逃げたところ、男が追い掛けてきて、硬い何かで背後から襲われた。負傷した頭には殴られたような痕と、裂傷による出血があることも新たに判明した。

娘2人は家から逃げ、3時45分ごろ「泥棒に入られた」と110番通報した。その後、井上さん方から出火したと近隣から通報があり、消防が駆け付けたが全焼。焼け跡から性別不明の2人の遺体が見つかった。

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