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那須トレーニングファームで行われました那須フレンドシップホースショーの2日目の結果を報告させていただきます。

第10競技 クロスバージャンプ
・河合佑直(2)&ジャルダンドゥモネ号
総減点0(5位) タイム33.74

第11競技 ビギナーズジャンプ(60cm)
・金澤隼人(4)&ポセイドンバローズ号
総減点8(OP) タイム86.83

・Tah Andrew Ryan(3)&ジャルダンドゥモネ号
総減点0(4位) タイム60.29

・組橋春翔(2)&ポセイドンバローズ号
総減点4(8位) タイム60.99

第14競技 Aクラスジャンプ(100cm)
・金澤隼人(4)&杜千白号
総減点0(5位) タイム56.93

第15競技 Sクラスジャンプ(110cm)
・金澤隼人(4)&杜千白号
総減点8(10位) タイム57.12

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以下選手から一言

 今回はバローズとモネに乗っている人の経験を積ませる事がメインで僕とユキシロはついででした。また、試合の責任者を僕がやらず、組橋にやってもらったりできる限り引き継ぎを進めました。ここ2年あまり試合が無かったので大切な機会だったと思います。
 バローズについては初日失権したので直後に乗り直して経路を通し、次の日はオープンで先通ししました。バランスの非常に難しい馬で、馬独特のテンポを維持しないと止まってしまうので組橋にとっては非常にいい経験になったと思います。2日目は帰ってきたので良かったです。
 モネに関しては前回の試合で失権していたので事前に僕の方で調整し、さらに初日は河合、アンドリューの試合前にそれぞれのコースで僕が先通しをして万全の体制で臨みました。両日とも非常に調子良く2人ともいい経験を積めたのではないかと思います。また、アンドリューの頑張りもあり、スムーズに馬運に乗るようになったのは非常に嬉しく思います。よく頑張った!
 ユキシロですが、直前まで非常に順調に調整が進んでいるように見えました。北日本の時経路後半で少しバランスが前に崩れる場面があったのでより高いバランスで調整を進めていました。しかし、初日は馬が非常に緊張しており飛びが上に上がり過ぎてしまいました。結果馬の背が反って飛びが悪くなり経路全体の流れも悪く1拒否一落下とメーターの内容としては最悪でした。二走行くのであればメーターは当然のようにクリアでなければいけません。2日目は少しアップの内容を変えてバランスを下げました。メーターはそのバランス変更が功を奏し余裕をもってクリアでしたが、MDでは馬の疲れが見えてバランスが下がりすぎてしまい踏切が見えなくなる瞬間が増えました。結果近くに入りすぎて落下するシチュエーションがあり、良い走行ではありませんでした。全日本ではこの反省を生かして運動を組み立てていこうと思います。
 両日通して7走行したので非常に疲れましたが良い試合になったと思います。これを糧に皆成長していってほしいと思います。この度非常にお世話になりました、庄子さん、沖崎さんありがとうございました。また、出場許可を出していただいた監督及び大学関係者の方々、部員の皆へ御礼申し上げます。(金澤)

 It was a big improvement from the last summer horseshow. I will keep trying my best to improve so that Mone can jump in a more relaxed pace, and increase the height class next time.(Andrew)

 初めての試合でしたが、無事に回りきれたことにほっとしてます。ただ、試合中や試合前など、見直すべき点はあったため、反省して次に生かしたいと思います。また、大会参加経験のない僕にとって今回の試合は、会場での振る舞いを知るためのとてもいい経験となりました。協力してくださった皆様ありがとうございました。(河合)

 今回の試合はバローズで60cmクラスに出場しました。今年の4月に東北大学に来て現在練習馬として調教している比較的若い馬です。6月頃に青葉山馬場で50cmのコースを通した際には飛越後に抑えることが大変で走っていってしまう状態でした。その後障害の練習を続けたり、選手権に使うと言うことで馬場的な調教も入れていくと飛越後に走ることも少なくなり、馬自身もある程度バランスをとれるようになってきました。しかし障害にぶつけることに対してあまり気にしないので落下は多い状態でした。試合前の最後の練習では馬のバランスもよく、障害に脚を当てることもなく状態としては非常に良かったように感じます。
 しかし試合経験はなく、また周りの環境に敏感であるため1日目の試合前に練習馬場に入ったときから少しいつもと違いそわそわして慌てているような感じで、音に対して反応し落ち着きがない感じでした。この時人は落ち着いていたため、もう少し馬を落ち着かせるために常歩を長めにとってあげるなどしてあげることができれば良かったのですがそこまで頭が回らず、そのままの状態で練習に入ってしまいました。そのためフラットワークで馬のバランスを作ることができず、障害前で拒止するような状態で時間もなくそのままコースに入ることになり3反抗により失権してしまいました。2日目は環境にも慣れたのか比較的落ち着いており、また金澤さんの下乗りがあったため最後の練習の良かったときと同じような馬のバランスでコースには入れ、1落下はあったもののなんとか回ることが出来ました。
 本来ならばそのバランスを自分で作らなくてはいけなかったのですが自分の実力不足により作ることが出来ませんでした。この点は人の試合前練習の経験の引き出しの少なさによるものと技術不足によるものなので経験を積んで向上させなければいけないところです。一方、60cmクラスにもかかわらず落下があったことに関してはまだ馬が障害に対して理解していないことも原因にあると思うので、調教を進めていきたいと思います。ただコース中に走ることもなく全体的にまとまり、ゆったりと落ち着いて回れていたので成長は感じることが出来る試合でした。  
 最後に忙しい中輸送していただいた庄司さん、協力してしていただいた部員の皆さんありがとうございました。(組橋)

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 最後になりましたが、輸送等多大な協力をしていただいた庄司さん、大会の参加許可を頂いた大学の関係者さん、監督、下付きとしてついてきていただいた瀧本さん、協力していただいた部員の皆さん本当にありがとうございました。
 今後も試合経験を積んでいくために積極的に試合に出ていきたいと考えていますので、その際はご協力、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
(組橋)

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