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 九州・山口8県の地方銀行の令和3年9月中間決算が12日に出そろい、20行のうち、7割に上る14行が最終利益で増益を確保した。堅調な金融市場を背景にした投資信託販売やコンサルティング業務の手数料収入増加、新型コロナウイルスの影響が想定を下回ったことによる信用コストの減少が主な増益要因となった。ただ、コロナでダメージを受けた経済の回復にはいまだ不透明感が漂い、4年3月期の通期予想は保守的な見方が大勢だ。