今回はまだ発売前ですが、ロジクール様から「G335」を提供して頂いたので、そのレビューを書いていきます。
先にこのヘッドセットの感想を簡単にまとめると、
- 長時間使い続けやすい快適な付け心地
- 最軽量クラスの重量
- 他のゲーミングヘッドセットと異なる独特なデザイン
- 低価格ながらも優れた音質
と言った様に快適性に優れたヘッドセットに感じました。
特に付け心地については、ヘッドバンドの伸縮するサスペンションバンドによって、弱い側圧ながらもしっかりとしたフィット感を発揮してくれます。
それでいて価格が安いので、とてもコスパに優れたヘッドセットだと思います。
ちなみに自分は「G335」と殆ど同じデザインのワイヤレスモデル「G733」も所持しているので、それとの比較についても書いていきます。
内容物
ヘッドセット本体以外の付属物は、
- PC向け分岐ケーブル
- 保証書
- ステッカー
- メッセージカード
となっています。
外観
「G335」の外見の特徴として、伸縮するサスペンションバンドが挙げられます。
この部分はゴムの様に伸縮する様になっているので、装着時は頭の形に合わせて伸びてしっかりフィットします。
操作に関する物は「ボリューム調整ダイヤル」のみとなっており、これは左耳の後ろに配置されています。
サイド部分には目盛りが書かれており、これは無段階で調節が可能です。
調整幅は左右それぞれ1cm程度しか伸ばせませんが、ヘッドバンドが伸びるので十分な長さを確保できます。
ちなみに自分の場合は、大抵のヘッドセットは半分から8割くらい伸ばして丁度良く感じますが、「G335」の場合は、
- 半分ほど伸ばして丁度良い
- 最大まで伸ばすと大きすぎる
と言うサイズ感でした。
サスペンションバンドには2つ取り付け個所があり、付ける位置を変える事でもサイズ調整が出来ます。
なのでサイズが大きすぎると感じた場合は、この部分を内側へ取り付けると良いです。
マイクは取り外すことは出来ません。
折りたたむことでミュート状態になります。
ケーブルについても取り外す事が出来ません。
端子はイヤホン端子となっているので、PS4やPS5で使う場合はコントローラーに接続して使う事になります。
PCの場合は付属されている「PC向けの分岐ケーブル」を
- マイク接続口
- イヤホン接続口
のそれぞれに接続する事で、音声出力とマイクの利用が可能になります。
重量はケーブルを含めずに測って219gととても軽いです。
実際の付け心地についても重量感が殆ど感じられないので、長時間の使用でも楽に感じます。
G733と違いについて!
外観の違い
カラーについては「G335」「G733」はそれぞれ数種類存在します。
自分が所持しているのはそれぞれブラックモデルです。
「G733」はRGBライトが搭載されていますが「G335」はライトが搭載されていません。
「G733」はマイクの取り外しが可能でマイクのミュートボタンも付いています。
サイズが少し小さめ
見た目ではサイズが同じに見えますが、付けてみると「G335」の方が少し小さめなのが分かります。
自分の場合「G733」は全く伸ばさない状態で丁度良いサイズ感でしたが、「G335」では半分ほど伸ばして丁度良く感じました。
(大抵のヘッドセットは半分から8割くらい伸ばして丁度良く感じます)
また「G335」は他のヘッドセットに比べて調整可能な幅が狭いので、頭が大きめな方の場合
「小さすぎて付けられない」
と感じる可能性があるかもしれません。
その為、サイズ感が心配な方は「G733」を選ぶ方が無難だと思います。
重量の違い
「G733」はワイヤレスに対応しているという事もあって、実測283gと「G335」の222g(公式スペック)より重めです。
とは言っても「G733」はワイヤレスモデルとしてはとても軽量で、ケーブルの重さも掛からないので、実際の付け心地にあまり違いは感じません。
なので重量感についてはどちらも軽量で快適に感じられます。
装着感の違い
付け心地に関してはサイズが少し小さめという事を除けばほぼ同じです。
と言うのもこの2モデルは作り自体に違いが無く、
- イヤーパッドの質感と柔らかさ
- 頭に合わせて伸縮するサスペンションバンド
これらが全く同じとなっています。
なので付け心地については、サイズが合えばどちらも快適な付け心地に感じられます。
搭載されているドライバー(スピーカー)の違い
「G733」に搭載されているドライバーは「40mm PRO-G オーディオドライバー」と呼ばれる、ロジクール独自の高性能な物が搭載されています。
対して「G335」は低価格モデルと言う事もあり、特に名前が付いていない「40mmドライバー」となっています。
この違いによって実際に体感する音質も異なっており、「G733」の方が音質が良いです。
音質の違いを挙げると、
- 全体的に音がクリア
- 低音の迫力がより感じられる
- 低音の輪郭がはっきりしている
と言った様に「G733」の方が良いです。
とは言っても「G335」が特別悪いと言う訳では無く、あくまで2倍近くの価格差がある「G733」と比べると聴き劣りすると言う事です。
むしろ「G335」はこの価格帯としては高音質と言えるクオリティを持っています。
マイク音質の違い
マイクの音質については意外かもしれませんが、「G335」の方が良いです。
「G733」の方は高音が強調されていて少し尖った様な音に感じられます。
一方「G335」は低音から高音までバランスが良く、クリアな音質で拾ってくれます。
むしろ「G335」のマイク音質は他のヘッドセットと比べても高音質の部類に入ると思いました。
値段の違い
値段については
となっているので価格差が2倍近く開いています。
その分、「G733」の方が、
- 音質の良さとクリアさ
- ワイヤレスに対応
- イコライザーやサラウンドなどの機能に対応
など優れた部分が多いので、実際に比較してみて価格差分の違いが感じられます。
なので予算に余裕があり、音質の良さとワイヤレス、イコライザー機能などを求めるのであれば「G733」の方が良いと思います。
付け心地について!
ぴったりと頭の形にフィットする装着感!
ヘッドバンド部分がゴムの様になっているので、装着すると頭に合わせて伸縮してくれます。
これによって付けた時のフィット感が良く、ヘッドセットとの一体感が感じられ、側圧が弱いながらも頭からズレ難いです。
ソフトな側圧とフカフカのイヤーパッドで耳周りが快適!
側圧が弱めなのに加えてイヤーパッドが分厚くフカフカと柔らかいので、耳周りへの負担が殆どありません。
これによって長時間使い続けていても耳周りが痛くなる事が無く、ストレス無くゲームや作業に集中しやすいです。
超軽量な重量!
本体の重量が約220gと軽いので、頭に重量感を殆ど感じません。
この軽さに加えて上で書いてきた様に、
- 頭にしっかりフィットするヘッドバンド
- 柔らかいイヤーパッドと弱めな側圧
と言うのが合わさって、とても快適な付け心地に感じられます。
その為、長時間使い続けやすいヘッドセットを探している方にとてもお勧めです。
音質について!
FPSでの使用感
ゲームでの音質は低音の迫力が感じられ、定位も分かりやすく実用性と迫力が両立されていると思います。
ただ、少し低音のボワ付きがあり輪郭が不鮮明なので、少しこもった印象を受けます。
なので、同時に複数の音がなっているとごちゃごちゃして聴き取りにくいです。
とは言っても、この価格帯のヘッドセットとしてみれば音質はとても良いので、これ以上を望むのであれば「G733」など上の価格帯を選ぶしか無いと思います。
音楽鑑賞での使用感
音楽鑑賞での音質についてはロックやポップスなど一般的な音楽であれば特に問題無く聴きやすいです。
ただし、メタルなど重低音が重要な音楽については、少し低音が物足りずスカスカ感を感じました。
また高価格帯のモデルと比べて高音域が奥まって聴こえるので、音の広がり感が弱く感じられます。
ただし、この価格帯のモデルとしてみれば音質は良いと思うので、今まで高価格なヘッドセットなどを使った事が無ければ十分高音質に感じられると思います。
その他気になった点
イコライザー、サラウンドなどの機能が無い
「G335」はイヤホン端子で接続して使うヘッドセットと言う事もあり、特別な機能がありません。
なのでイコライザー調整などをしたいと考えている方は気をつけて下さい。
まとめ!
- 付け心地が良く、長時間使い続けても快適
- 重量がとても軽い
- この価格帯としては音質が良い
- マイク音質が良い
- イコライザーなどの機能が付いていない
この様に「G335」は快適な装着感を持つ低価格な有線モデルとなっています。
特に質感と付け心地については上位モデルの「G733」と殆ど同じなのが良い点だと思います。
一方、音質については低価格帯と言う事もあり、上位モデルなどと比べると聴き劣りしますが、この価格としてみればとても良いです。
その為、低コストで付け心地の良いコスパに優れたヘッドセットを探している方におすすめです。
それでは読んで頂きありがとうございました!