アメリカのハードウェア系クラウドファンディングサイトCrowdSupplyで、面白いプロジェクトが開始。
それが、↓のチープカシオを「スマートウォッチ化」できる基板です。
デジタル時計の象徴的デザインで今なお世界的な人気を誇るチープカシオに、超低消費電力のARM Cortex M0+マイクロコントローラとセンシング機能を搭載するもの。
販売は基板のみで、チープカシオF-91W本体は別途用意します。↓のようにアマゾンでも量販店でもどこでも手軽に購入可能な、一番オーソドックスなモデルです。
このSensor Watchは現在、CrowdSupplyのこちらのページで、35ドルで予約受付中。出荷は9月に開始予定です。
Sensor Watchはプリント基板とセンサーボードで構成されていて、チープカシオ本体と同じく、モノクロ液晶と水深30mまでの防水性能を持ちます。100mAhのコイン電池で1年駆動します。
”スマートウォッチ化”といっても、Apple Watchのように地図や通知が見られたり、ブラウジングができるわけではありません。
主には、センサからの情報を表示するアプリの実行となります。デフォルトでは温度表示ができますし、モジュール式なので様々にハックできます。また、独自のセンサーボードに交換して、その他の機能を追加できます。すでにモーションセンサ、光センサなどのオープンソースがあるようです。
初期状態では、温度表示のほか、時計、世界時計、温度のログ、多段階認証に使用できるワンタイムパスワードアプリが搭載される予定です。もちろん独自アプリを開発することも可能。
主なスペックは下記の通りです。
- CPU:ARM Cortex M0+(最大32MHz)
- メモリ:256KBフラッシュ+最大16KBのEEPROMエミュレーションエリア
- RAM:32KB
- 32.768kHz水晶振動子によるリアルタイム時計(アラーム対応)
- 赤・緑色のPWM制御可能なLEDバックライト
- 温度検知用サーミスタ
- USB micro Bコネクタ
- センサーボード用9ピンコネクタ
日本のクラウドファンディグサービスにも、こういう面白いプロジェクトが増えて欲しいですね!
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