12日午前4時15分ごろ、青森県八戸市の八戸港で座礁したパナマ船籍の貨物船「クリムゾン ポラリス」(3万9910トン)の後方部分が割れ、油が流出しているのを第2管区海上保安本部(塩釜)の巡視船が確認した。乗組員21人は全員救助され、けが人はいない。流出量を調査している。
運輸安全委員会は同日、船舶事故調査官3人の派遣を決めた。
同本部によると、貨物船は11日午前に座礁。自力で離礁したが、航行困難となり、約4キロ沖合にいかりを下ろしていた。貨物船は木材チップを積み、タイから八戸港に向かっていた。