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 【ソウル=豊浦潤一】朝鮮中央通信は、北朝鮮の国防科学院が11日に極超音速ミサイルの発射実験に成功したと報じた。
金正恩キムジョンウン
朝鮮労働党総書記が視察したという。

 朝鮮中央通信は「分離した極超音速滑空飛行弾頭部が600キロ・メートル先で再び飛び上がり、240キロ・メートル旋回し、1000キロ・メートル先に設定した標的に命中した」とし、「弾頭部の優れた機動能力が実証された」と伝えた。

 北朝鮮が主張する極超音速ミサイルの発射は、昨年9月28日、今月5日に続くものだ。今回の発射は「全般的な技術的特性を最終的に確証すること」が目的だったとしており、開発が急ピッチで進んだことがうかがえる。韓国の軍事専門家の間では「兵器の持つ意味が大きく、完成度も高い」(慶南大学極東問題研究所の金東葉教授)との見方が出ている。