もっと詳しく
12日、G7外相会合の2日目の討議に臨んだ外相ら=英リバプール(ロイター=共同)

 【リバプール共同】英国で開催中の先進7カ国(G7)外相会合は2日目の12日、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の外相を招き、初の拡大会合を開いた。中国が強引な進出を続ける南シナ海情勢などへの対応で連携強化を図る。議長のトラス英外相は記者会見で「中国の威圧的な経済政策を懸念している」と強調した。

 英中部リバプールでの外相会合には林芳正外相やブリンケン米国務長官らが出席。林氏は11日の討議で、中国による東・南シナ海での一方的な現状変更の試みや香港情勢、新疆ウイグル自治区での人権状況、台湾海峡の平和と安定の重要性、経済的威圧などについて提起した。

12日、英リバプールで、G7外相会合に出席するトラス英外相(左)とブリンケン米国務長官(右から2人目)(AP=共同)