【リバプール共同】英中部リバプールで開催中の先進7カ国(G7)外相会合は12日午前(日本時間同日夕)、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟各国の外相を招き初の拡大会合を開催する。バイデン米政権は、G7と対中競争の鍵と位置付けるASEANの連携を強化したい考え。
中国が強引な進出を続ける南シナ海情勢などで、G7とASEANが一致した対応を打ち出せるかどうかが焦点。林芳正外相やブリンケン米国務長官らG7の外相らは対面で会談するが、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、ASEAN側の外相の多くはオンライン形式で参加する。