Microsoftは2020年6月にWindows 11の発表を行った際、Amazonとの提携によりAndroidアプリに対応することを明らかにしました。この機能は現在Devチャンネルでテストされていて、Windows 11ユーザーは、Windows Subsystem for Android（WSA)を介し、Amazon App Storeからアプリをインストールことができます。
Windows 11に回避策を利用してGoogle Playのアプリをインストールする方法を発見したユーザーもいたなか、The Game AwardでGoogleが、Google PlayのゲームをWindowsに提供する計画を発表しました(Neowin)。
計画は2022年に予定されており、GoogleはMicrosoftやBlueStacksなどの企業と提携せず、自社の技術を利用して計画を推進する見込みです。Googleのエミュレーション技術はWindows 11に限定されているWSAに縛られず、Windows 11だけでなく、Windows 10にも対応する予定です。
GoogleのスポークスマンであるAlex Garcia-Kummert氏は、The Vergeへのコメントで次のように説明しています。
Starting in 2022, players will be able to experience their favorite Google Play games on more devices: seamlessly switching between a phone, tablet, Chromebook, and soon, Windows PCs. This Google built product brings the best of Google Play Games to more laptops and desktops, and we are thrilled to expand our platform for players to enjoy their favorite Android games even more. […] This will be a native Windows app distributed by Google, which will support Windows 10 and up. It will not involve game streaming.
2022年以降、プレイヤーはより多くのデバイスでお気に入りのGoogle Playゲームを体験できるようになります。携帯電話、タブレット、Chromebook、そして近々にはWindows PCをシームレスに切り替えることができます。Googleが開発したこのプロダクトは、「Google Play Games」の魅力をより多くのノートPCやデスクトップPCにもたらし、プレイヤーがお気に入りのAndroidゲームをより一層楽しめるようにするためのプラットフォームを拡大できることを嬉しく思っています。これは、Googleが配布するWindowsのネイティブアプリで、Windows 10以上に対応します。また、ゲームのストリーミング配信は行いません。
WindowsでAndroidアプリを実行する仕組みはネイティブな技術を利用し、クラウドストリーミングを利用するものではないとのこと。またデバイス間でゲームの進行状況を維持したままシームレスに切り替えることができるようになるそうです。
Googleはこの機能が来年Windows PCに搭載される予定だと説明していますが、現時点では正式なリリース日は明らかにされていません。