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12日未明、長崎県佐世保市の沖合で貨物船と小型船が衝突し、小型船に乗っていたとみられる68歳の男性1人が死亡し、71歳の男性1人が行方不明となっています。

佐世保海上保安部によりますと、12日午前3時半ごろ、佐世保市の沖合を航行していた貨物船「21盛山丸」から「小型船らしきものにぶつかったかもしれない」と通報がありました。

海上保安部の巡視艇が現場に向かったところ、午前6時ごろ、小型船「久美X世」が転覆しているのが見つかりました。

捜索の結果、現場から西へ3キロ余りの海上で、長崎県大村市の68歳の男性1人が見つかり、その後、死亡が確認されました。

付近には、この男性の孫で12歳の男の子もいましたが、近くを通っていた船に救助され命に別状はないということです。

男の子の話から、海上保安部は、小型船にはこの男の子と亡くなった男性を含む合わせて3人が乗っていたと見ていますが、残る大村市の71歳の船長の男性1人は行方不明となっていて捜索を続けています。

現場は佐世保市の離島、黒島から南へ3キロほどの海上で、海上保安部では、当事者の話を聞くなどして事故の原因を調べています。

このほか長崎県では、12日午前6時すぎ、平戸市の沖合で小型船どうしが衝突する事故があり福岡県に住む77歳の男性が死亡しました。