日本時間 2021年6月9日に Minecraft 1.17 がリリースされました。このアップデートは「洞窟と崖のアップデート」ということで、新しい洞窟やMob、アイテムなどが追加されます。詳しい内容に関しては有名実況者さんや公式Wikiがあるのでここでは割愛します。
ここで紹介するのはマイクラについてではなく、1.17でサーバを構築するに当たっての注意点を記述していきます。
これまでとの変更点
今までと異なる点は対応する Java のバージョンが変わったことです。今までは Java 8 (JDK 8) で動作していましたが、1.17 からは Java 16 (JDK 16) で動きます。これはサーバソフトウェアの動作条件であり、クライアントソフトウェア(マイクラ本体)を動かす場合は必要ありません。(ちなみに、マイクラを起動すると自動で Java 16 が導入されるみたいですが、サーバを動かす場合は手動インストールが必須です。)
従って、これまでと同様の環境で動かそうとするとこのようなエラーが表示されます。
このような表記が出たら、下記を参考に Java 16 を導入してみてください。
サーバ構築手順
まずは起動構成を新規作成します。バージョンを 1.17 に選択した状態で、サーバ
をクリックします。
ダウンロードしたサーバソフトウェアを任意のゲームディレクトリに保存しておきます。起動構成の ゲームディレクトリ
をサーバソフトウェアが入っているディレクトリに変更し、保存します。
次に、Java 16 をインストールします。
私の環境では Windows 10 を使用しているので、Windows x64 Installer
を探してダウンロードします。
インストーラが立ち上がるので、指示に従って進めます。
インストールが完了したら PowerShell か コマンドプロンプト を開いて java -version
を実行し、Java 16 が適用されているか確認します。
java version "16.0.1" 2021-04-20 Java(TM) SE Runtime Environment (build 16.0.1+9-24) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 16.0.1+9-24, mixed mode, sharing)
あとはこれまでのサーバ起動方法と同様に、server.jar
を実行して eula.txt
を開き、eula=true
に書き換えて再度サーバソフトウェアを立ち上げると、マイクラサーバ 1.17 が立ち上がります。ちなみに、GUI なしで起動したい方はバッチファイル (.bat) を作成し、このように記述します。
java -Xmx2G -Xms2G -jar server.jar nogui
保存して、このバッチファイルを実行すると GUI なしで実行します。
これでサーバ構築は完了です。
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