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サッカー女子のプロリーグ「WEリーグ」が12日開幕し、神戸市で行われたオープニングゲームではINAC神戸レオネッサが、大宮アルディージャVENTUSに5対0で快勝しました。
「WEリーグ」は国内初となるサッカー女子のプロリーグで、競技力向上などを目的に設立され、12日開幕しました。
午前10時から神戸市で行われたレオネッサとアルディージャのオープニングゲームの記念セレモニーでは、リーグのトップ、岡島喜久子チェアが「女子スポーツの新しいページが本日開きます。日本のジェンダー平等を前に進める覚悟のリーグです。みんなが主人公になるために『WEリーグ』がステージとなります」と開幕宣言しました。
試合は、レオネッサが、前半4分に元日本代表の高瀬愛実選手の「WEリーグ」第1号となるゴールで先制したあと、新加入の17歳、浜野まいか選手が高瀬瀬選手とともに2得点をあげる活躍を見せ、5対0で快勝しました。
12日は、このほか4試合が予定されています。
WEリーグは11チームが参加し、各チームが来年5月までにホームアンドアウェー方式で20試合ずつを行って優勝を争います。
神戸 星川監督「やりたいことができた」
そのうえで、新型コロナウイルスの影響を受ける中で4000人あまりが来場したことについては「苦しい状況下ではあるが選手たちはファンの前でプレーできるのが喜びであり、逆に選手たちのプレーが皆さんの励みになればと思っている。これからもひたむきに頑張る姿を見せていきたい」と話していました。
神戸 高瀬選手「格別なゴールだった」
その上で、「プロとしてこうした環境の中でサッカーが出来ることを幸せだなと感じている。スタジアムに足を運んでくださった皆さんや、リーグの開幕にあたって尽力してくださった皆さんが誇りに思えるようなリーグにしていきたい」と話していました。
大宮 鮫島選手「リーグ盛り上げられるよう頑張る」
そのうえで、「きょうはプロリーグの開幕ということで、初めて女子サッカーを見に来てくださった方もいたと思う。そういう方たちにWEリーグって面白いなって思ってもらえるようなサッカーをしたいという思いが強かったので、この結果は残念だ。自分たちは駆け出しのチームで、足りないところだらけなので、もう少しリーグを盛り上げられるように頑張ります」と巻き返しを誓っていました。