
ニューカレドニア住民投票、仏からの独立 圧倒的多数で否決
南太平洋のニューカレドニアでフランスからの独立の賛否を問う住民投票が行われ、反対が圧倒的多数となり否決されました。
フランス領のニューカレドニアでは先住民「カナク」を中心に独立を求める動きが広がり、フランスとの協定で3回までの住民投票が認められました。これまで2回は否決され、12日、最後となる投票が行われましたが、反対が96.5%、賛成が3.5%となり否決されました。
独立賛成派が新型コロナの影響で「準備が出来ていない」などとして延期を求め投票に参加しなかったためとみられ、投票率は43.9%と前回を40ポイント以上下回りました。
フランスのマクロン大統領は「地域の安定につながる結果だ」と歓迎する一方、独立賛成派は住民投票のやり直しを求める考えで、混乱が懸念されています。