中国の特別行政区マカオで12日、立法会選挙が行われ、出馬が認められなかった民主派は初めて議席を失いました。
4年に1度行われるマカオの議会にあたる立法会の選挙は、33議席のうち14議席が有権者による直接投票で、残りは行政長官による指名や各業界による間接投票で決まります。前回は民主派の議員4人が当選しましたが、香港と同様に中国政府による統制が強まっていて、マカオ選挙管理委員会は今年7月、民主派の候補者21人の出馬を認めませんでした。
投票は現地時間12日午後9時に締め切られ、民主派は初めて議席がゼロとなりました。有権者による直接投票の投票率は42.38%と前回より15ポイント近く下がり、これまでで最も低くなっています。