放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(委員長・小町谷育子弁護士)は12日、テレビ朝日が放送した「大下容子ワイド!スクランブル」で事前に番組側が用意した質問を視聴者からの質問と偽って取り上げた問題について、放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決めた。
問題があったのは同番組で月〜木曜の約2分間、視聴者からの質問に答えるコーナー。架空の住所や年代、性別などを作り上げて視聴者から届いたように見せかけた質問は、今年3月以降に放送された535問のうち約2割の117問に上った。10月に発覚し、コーナーを休止した。【稲垣衆史】