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 政治と株価は不即不離。政治が動けば相場も動き、その逆もまた然(しか)りだ。菅義偉前首相が9月3日に辞任を表明して以降、新政権の経済対策への期待などから株価は上昇。だが、岸田文雄首相が金融所得課税を強化する方針を示すと株価は下落基調となり、首相は方針転換を余儀なくされた。株価変動の理由は首相の発言のみではないとはいえ、投資家を混乱させた顛末には市場関係者から厳しい声も相次ぐ。専門家は今の相場をどうみているのか。