Aiamu Olive × 日本あみぐるみ協会 コラボ企画で
4月号よりスタートした 毎月あみぐるみコレクション
本誌掲載と連動したインタビューを12回連載でお送りいたします。
第7回 はTAKAKO先生です。
※TAKAKO先生のプロフィールは、アイアムオリーブ10月号に掲載しております。
日本あみぐるみ協会HP → amigurumi.jp
TAKAKO先生ブログ→ https://ameba.jp/amiko510/
アイアムオリーブ10月号に“きつねのあみぐるみ”が掲載されたTAKAKO先生。
きつねさんは、どんな性格の子なんでしょう?
はじめて完成したものは…あみぐるみ
AiamuOlive(以下、A):TAKAKO先生とあみぐるみとの出会いを
教えていただけますか?
TAKAKO(以下、T):私の母が手芸が大好きで、いろいろなものをやるんですが、
あるとき母があみぐるみの本を買ってきて、その本をきっかけに親子であみぐるみを
はじめたのが出会いです。
A:おいくつのときでしたか?
T:20歳くらいでした。
A:どんなあみぐるみを編まれたのですか?
T:本のタイトルやデザイナーは記憶にないのですが、白猫が赤ずきんをかぶっている
デザインのあみぐるみを親子で編みました。
A:同じ作品を?
T:はい、母も一緒のあみぐるみを編みました。

はじめて編んだあみぐるみ
A:はじめてあみぐるみを編まれたときの感想は?
T:難しかったですけど、母は編み物が得意だったので、
教えてもらいながら編めたので、わりとすんなり編めました。
A:TAKAKO先生は、あみぐるみを編まれる前に編み物の経験ってありました?
T:あったんですけど(笑)
10歳くらいのころから、毎年冬になるとマフラーを編み始めては、
10㎝くらいで諦めてシーズンが終わっちゃうみたいな…![]()
A:棒針編みでした
?
T:棒針編みもかぎ針編み
も両方やりました。
母がやっていたもんですからやりたくなって。
一緒にやるんですけど、すぐ飽きちゃって、完成したことがなかったです(笑)。
A:はじめて完成したものは?
T:あみぐるみですね。
白猫の赤ずきんちゃん。
A:なるほど。
そこからあみぐるみにはまった感じですか?
T:はい、そうですね。
A:はじめて編んだオリジナルのあみぐるみは?
T:それも猫を編みました。
グレイのセーターを着た猫です。
実は、これを編んだエピソードがありまして…。
私スキマスイッチが好きなんですよ。
スキマスイッチのバックバンドのギタリストの新井ラーメンたけしさんも好きで。
その方のブログを読んでいたら、猫を飼っているということと、
お誕生日がもうすぐだっていうことを知って、プレゼントしたくなったんですね。
その猫ちゃんに似せたあみぐるみにギターを持たせて、
最初に編んだ白猫の赤ずきんちゃんとペアで誕生日プレゼントとして贈ったのが、
はじめてオリジナルを編んだきっかけでした。
プレゼントした、ギターをもった猫
T:それから20年くらいたっているんですけど、そのギタリストさんのTwitterに、
最近コメントをしてみたんですよ。
私があみぐるみのオリジナルを作るきっかけになったのは、あなたにあみぐるみを
編んだのが始まりですと書いたら、光栄ですって返事がきたんです![]()
A:あみぐるみをきっかけに、20年ごしに会話ができたんですね![]()
それはうれしいですね![]()
委託販売の作家さん募集という欄を見て
A:20年前にオリジナルを編まれ、それから10年ほど趣味であみぐるみを続けてこられたわけですけれども、その間に結婚出産もされて…。
お子さんにもあみぐるみを編まれました?
T:はい。女の子だったので。
お子さんのために編んだあみぐるみたち
A:プロフィールを拝見いたしますと、2010年に出産を機にあみぐるみの販売を本格的に販売されるようになったとのことですが…。
T:はい、そうなんです。
フリーペーパーの委託販売の作家さん募集という欄を見たことで、
そこにお願いしたのがひとつのきっかけでしたね。
A:委託販売からスタートされたんですね。
それから日本あみぐるみ協会に入会されて?
T:日本あみぐるみ協会に入ったのは2017年です。
A:入られたきっかけは?
T:インターネットで検索していたら日本あみぐるみ協会の存在を知って…。
こんな協会があるんだ![]()
と思って、すぐ入りました。
テレビの中に私の編んだ子がいる‼と思って叫んじゃいました
A:日本あみぐるみ協会に入ってからの出来事で、特に印象に残っているエピソードは
ありますか?
T:2つあるんですけど、
まずひとつめは、下北沢でやってる下北沢大学っていうイベントのフラッグに
自分のあみぐるみを採用してもらえたことです。
下北沢大学のフラッグ
ピンクのくらげがTAKAKO先生の作品
もうひとつは、テレビドラマにご縁あって採用されたことです。
テレビドラマは、あみぐるみ協会で募集があって。
現場で使われるどうかは分かりませんというアナウンスだったんですけど、
確か4回目の放映に、自分のあみぐるみが映りまして。
2020年1月期のTBSドラマで採用されたあみぐるみ
A:どうでした?ご自身のあみぐるみがテレビに出演して。
T:うれしかったです![]()
すっごい不思議な感覚で。
テレビの中に私の編んだ子がいる
と思って叫んじゃいましたね![]()
A:(笑)叫んじゃいましたか。
T:ドラマが始まる前から正座してみていて、出てきたら「わ~
」ってなりました。
A:それは感激しちゃいますよね![]()
おめでとうございます![]()

2020年6月期のTBSドラマで採用されたあみぐるみ
T:ありがとうございます![]()
あみぐるみ1体1体の個性を大切にしています
A:先生にとってあみぐるみとは何でしょうか?
あみぐるみ制作をする上で、特に意識してることはありますか?
T:私が特に意識していることは、大量生産的なあみぐるみは作りたくないということ。
1体1体個性があるって思っているので、同じ編み図でうさぎちゃんを2体作ったとしても
その子たちは別物
別人
みたいな。
それぞれに性格があると思っているので、目の位置とかも、
決まっているところではなくて、そのときの自分の感覚で入れます。
この子はちょっとおっとりしているから、ちょっと目を離そうとか…
そう思いながら制作しています。
作家としての自分は。
講師のときは、決まったところにつけないといけませんけれど![]()
1体1体の個性を大切にしています。
根本的にはあみぐるみは自分の自己表現だと思っているので。
自分のこういう気持ちを表現したいとか…。
自分の世界観を表現したいというのが大きいです。
私はちょっと空想が好きなので…。
妄想をするのが好きで(笑)。
最近作ったこのウサギちゃんは、私の頭の中の世界の主人公の女の子で、
最近作ったオオカミ君が彼氏なんです![]()
さらに友だちがいてライバルがいて、そういうお話があって、
それに登場する子を具現化している感じ。
うさぎちゃんとと彼氏のオオカミ君
A:10月号に掲載しました「きつねのあみぐるみ」さんは、どんな性格の子なんですか?
T:この子はですね、森が大好きで、読書も好きな、ちょっと静かな性格の子です。
A:私はきつねさんを拝見した時にキノコと合わせたくなっちゃって…。
T:分かります![]()
この子はキノコの図鑑を熟読しているんです。
A:え
そうだったんですね。
じゃあ、きつねさんはキノコ博士だったんですね。
それで私はキノコを連想しちゃったのか~![]()

きつねさんはお友だちが少なめとのことですが、マナちゃんとユウくんとはお友だちになりましたよ
(以下、2/2に続く)
きつねときのこは合うね
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