今回ピックアップするのは「lucky」を用いた英語表現について。意外と知らない英単語の意味や、勘違いしやすい英語の慣用句などを紹介する連載。
「You’ll be lucky」の意味は?
日本語でも独特の言い回しはありますが、英語でもイディオムをはじめ、その意味を知らないと間違えて解釈してしまうような表現があります。
たとえば以前ご紹介した「hit the books」というフレーズ。直訳すると「本を打つ」になってしまいますが、実際には「猛勉強する」という意味で使われます。
今回ピックアップするのは、こんな表現!
「You’ll be lucky!」
どんな意味かわかりますか?
前回の記事はこちら>>“trump”じゃない! トランプ(カード)は英語でなんていう?
正解は「うまくいくといいね」
「あなたはツイているよ!」という解釈になりそうですが、実際には「(その見込みはなさそうだけれど)うまくいくといいね」、「そんなにうまくいくものか」という意味で用いられるのが一般的!
同様に「You should be so lucky!」で「そうは問屋がおろさない」「そんなことあるはずがない」という意味にもなるのです。
一口に“lucky”といっても使い方によっては真逆のような意味になってしまうので、要注意ですね。
また「You’re very lucky.」は一般的には「本当に運がいいね」という解釈になりますが、文脈によっては「本当に運が悪いね」という皮肉っぽい意味にもなり兼ねません。
ほかにも「Just my luck!」で「なんたる運よ!」「まったくついていない!」という意味になります。反語的に使われているとこのような意味合いが出てくるのも頷けますが。
【例】
「It was raining all through the game. Just my luck!」(試合中にずっと雨が降っていたよ。まったくついてないなぁ。)
このように深刻な意味ではなく、カジュアルに使うことができるので覚えておくと便利ですよ!
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