13日朝、茨城県那珂市で幼稚園の送迎バスが県道沿いのブロック塀に衝突し、警察によりますと乗っていた園児ら17人が病院に搬送されたということです。いずれも命に別状はないということで警察や消防が事故の詳しい状況を調べています。
けさ8時半ごろ那珂市鴻巣の県道で幼稚園の送迎バスが道路沿いのブロック塀に衝突する事故がありました。
警察や消防によりますとバスには園児16人と職員1人、それに運転手1人の合わせて18人が乗っていて、このうち運転手を除く17人が救急車や幼稚園の車などで病院に搬送されたということです。
消防によりますと園児3人のけがの程度がやや重いということです。
いずれも命に別状はないということで、警察や消防が事故の詳しい状況を調べています。
近くの販売店の男性「『ドカーン』という衝撃音」
事故現場で肥料や農薬を販売する店を経営する男性は「『ドカーン』という衝撃音がしたので、事務所を出たら店を囲むブロック塀に幼稚園バスが突っ込んでいました。ブロック塀は一部が崩れ、周辺にあるミラーも倒されていました。保護者とみられる人が現場にかけつけ、園児を救急車に乗せて搬送していました。ここでの事故は初めてで驚いています」と話していました。
幼稚園の園長「子どもたちや保護者の心のケアをしたい」
現場に駆けつけた幼稚園の菊池潔園長によりますと、バスは子どもたちを迎えにいき、幼稚園に向かう途中だったということです。
菊池園長は「事故の連絡を受けて驚いた。命に関わるようなけがではないと聞いているが、子どもたちや保護者の心のケアをしていきたい」と話しています。