待ちに待った、Sony 「α7 IV」が2021/12/17に発売されます!
そこで、今回は、動画機であるSony 「α7S III」と比較していきたいと思います。
一番気になる価格から!
スペックを確認する前に、一番気になるのは、価格ですね。(2021/12/13現在)
価格に見合った機能が装備されているかは最後に評価してみて下さい。
基本的なスペック比較
ここでは、主なスペックについて確認していきたいと思います。
その他の詳細は、公式HPで確認して下さい。
商品名 | α7 IV (ILCE-7M4) | α7S III(ILCE-7SM3) |
---|---|---|
発売日 | 2021年12月17日発売予定 | 2020年10月9日発売 |
価格 | 296,010円(税込み) | 404,910円(税込) |
外寸(ボディサイズ) | 約131.3 x 96.4 x 79.8 mm | 約128.9 x 96.9 x 80.8mm |
質量 (バッテリーとメモリカードを含む) |
約658 g | 約699g |
カメラ有効画素数 | 約3300万画素 | 約1210万画素 |
画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ XR |
ISO感度(推奨露光指数) | 静止画撮影時: ISO80-102400 (拡張: 下限ISO40、上限ISO409600)、AUTO (ISO80-12800、上限/下限設定可能)、 動画撮影時: ISO80-102400相当(拡張:上限ISO409600相当)、AUTO (ISO80-12800相当、上限/下限設定可能) |
静止画撮影時: ISO100-51200(拡張: 下限ISO50、上限ISO204800)、AUTO (ISO100-12800、上限/下限設定可能)、動画撮影時: ISO100-51200相当(拡張: 上限ISO102400)、AUTO(ISO100-12800相当、上限/下限設定可能) |
手ブレ補正機能 | ||
方式 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) |
補正効果 | 5.5段 | 5.5段 |
瞳AF | [静止画] 人物 / 動物 / 鳥 [動 画] 人物 / 動物 / 鳥 |
[静止画] 人物 / 動物 [動 画] 人物 |
液晶モニター | ||
形式 | 7.5 cm (3.0型) TFT駆動 | 7.5cm (3.0型) TFT駆動 |
ドット数 | 約103万ドット | 約144万ドット |
タッチパネル | 〇 | 〇 |
機構 | バリアングル液晶モニター | バリアングル液晶モニター |
ファインダー | ||
ファインダー | 約368万ドット 0.5型電子式ビューファインダー (Quad-VGA OLED) |
約944万ドット 0.64型電子式ビューファインダー (Quad-XGA OLED) |
視野率/倍率 | 100%/約0.78倍 | 100%/約0.90倍 |
記録媒体 | ||
記録媒体 | SDカード (UHS-I/II対応) CFexpress Type Aカード |
SDカード (UHS-I/II対応) CFexpress Type Aカード |
スロット |
【SLOT1】 |
【SLOT1】【SLOT2】 SDカード、CFexpress用 マルチスロット |
2メモリーカード間記録モード | 同時記録、振り分け記録、記録メディア自動切替、コピー | 同時記録、振り分け記録、記録メディア自動切替、コピー |
インターフェース | ||
USB Type-C®端子 | ● (SuperSpeed USB 10 Gbps USB 3.2 Gen2 | ● (SuperSpeed USB 5Gbps (USB 3.2)に準拠) |
ワイヤレスLAN対応(内蔵) | ● (Wi-Fiに準拠、IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4 GHz/5 GHz帯) | ● (Wi-Fiに準拠、IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz帯) |
Bluetooth | ● (Bluetooth 標準規格Ver. 4.1 (2.4 GHz帯)) | ● (Bluetooth 標準規格Ver. 5.0 (2.4GHz帯)) |
HD出力 | HDMI端子(タイプA) | HDMI端子(タイプA) |
LAN | × USB-Ether有線LANアダプタケーブル |
× |
フレームレートは「60fps」
10bit 4:2:2サンプリングでの4K記録が可能です。
フレームレートは、SIIIが120pに対して、最大フレームレートは60pと抑えられています。
そして、注意が必要なのは、Super 35mm(APS-Cサイズ)での4K/60p動画記録に対応ということで、クロップされることになります。ここは少し残念な部分ではありますが、ここはSIIIとの関係で仕方ないところかもしれませんね。
商品名 | α7 IV (ILCE-7M4) | α7S III(ILCE-7SM3) |
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XAVC HS 4K(4:2:0, 10bit) |
24/60p | 24/60/120p |
XAVC HS 4K(4:2:2, 10bit) |
24/60p | 24/60/120p |
XAVC S 4K(4:2:0, 8bit) |
24/30/60p | 24/30/60/120p |
XAVC S 4K(4:2:2, 10bit) |
24/30/60p | 24/30/60/120p |
XAVC S-Intra 4K(4:2:2, 10bit) |
24/30/60p | 24/30/60p |
S&Q(HD) | 1~120fps | 1~240fps |
リアルタイム瞳AFなどが進化!
動画撮影時の瞳AFが進化!
S IIIの場合、静止画撮影では人と動物に対応していますが、動画では人のみです。
これに対して、「α7 IV」では、静止画だけではなく動画撮影時でも動物や鳥への「リアルタイム瞳AF」をサポートしている点はとても魅力的ですね。動物を主に動画撮影する人は、特にメリットとなりますね。
新機能「フォーカスマップ」が登場!
AF補助機能として「フォーカスマップ」という新機能が搭載されました。ピント位置を色により可視化する機能です。ピント奥は青、手前はオレンジで表示され、前ボケ後ボケや被写界深度の把握などにも使えそうですね。
モードダイヤル周りが便利に
モードダイヤル周りも変更がありました。S IIIでは、モードダイヤルの一部に動画とS&Q(スロー&クイック)モードがありましたが、「α7 IV」では、モードダイヤルの下に、静止画・動画・S&Q切り替えスイッチが付き、静止画と動画の切り替えが楽になりました。
電源OFF時にセンサーシャッターで保護
電源OFF時にシャッターを閉じてセンサーを保護する機能が搭載されました。これで、レンズ交換時のホコリの付着などを軽減する効果があります。
気になる点
ドット数が大幅に減
ビューファインダーは0.5型のOLEDではあるんですが、画素数はSIIIの約944万ドットから約368万ドットに大幅に下げられています。また、液晶モニターもSIIIの「約144万ドット」から「約103万ドット」とドット数がこちらも少なくなっています。
比較するとその差はありますが、使用していればそのうち気にならなくなる点ではないでしょうか。
付属品
SIIIには、以下の付属品がありますが、「α7 IV 」には付属品が全くないようです。
- リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100
- バッテリーチャージャー BC-QZ1
- 電源コード
- ケーブルプロテクター
- ショルダーストラップ
- ボディキャップ
- アクセサリーシューキャップ
- アイピースカップ
- USB-A – USB-Cケーブル (USB 3.2)
Sony「α7 IV 」と「α7S III」を比較! のまとめ
結論を言うと、静止画・動画をどちらもこなすことが出来るといった感じでしょうか。
どちらもある程度の機能を備えているハイブリット機を探している人には、ピッタリな機種と言えるでしょう。
ただし、どちらかに偏った使用をする方には、物足りないところが出てくる可能性もあるので、使用用途を明確にして検討することをお勧めします。
新しい機能などが装備されたので、それだけでも選択する価値は十分にあると思います。