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 【シドニー共同】オーストラリアの競争消費者委員会は13日、日本航空とオーストラリア航空最大手カンタス航空が申請していた共同事業を、各社との競争が阻害され「日豪間の旅行者の損害になりかねない」として認めないことを正式に決定した。

 日航は現在、シドニー便の運航を減便して継続。カンタスは新型コロナウイルス流行が本格化した昨年3月以来、国際線をほぼ全面運休していたが、今年12月中旬の再開を視野に入れる。両社は「旅行業の回復を後押しする共同事業が阻まれ、失望している」との共同声明を出した。

 競争消費者委は5月に不認可の方針を示し、一般の意見を募っていた。