グローバル版について追記。
画面へのこだわり
一見すると、Mi Note 10(Mi 9 Pro)と同じ6.67インチの湾曲有機ELディスプレイですが、品質が圧倒的に違います。
90Hzのリフレッシュレート(毎秒90回画面を更新)、180Hzのタッチサンプルレート(毎秒180回タッチを検知)と今までのスマホにはないヌルヌル体験を実現!(一般的なスマホはどちらも60Hz)
画面の明るさは最大800nit、ピーク値1120nit(Proは1200nit)を誇り、4096段階の細かな画面の明るさ調節が可能!
コントラスト比(黒と白の輝度の比率)は500万:1と最新のiPhone 11 Proの2.5倍!HDR10+(最新の高画質化技術)にも対応しており、メリハリがあって非常に美しく、鮮明なディスプレイのようです。
下部ベゼルは約3.32mm(iPhone 11 Proは4.5mm、Huawei Mate 30 Proは4.8mm)と、他社を圧倒。
フロントカメラはパンチホール式で、直径1.74mmと非常に小さく、邪魔になりにくい設計になっています!
更にPro版では原色ディスプレイと称し、JNCD<0.55、ΔE<1.11を記録。(どちらも原色との色差を表し、数値が小さいほど正確。)ちなみに、iPhone 11 Pro MaxはJNCD<0.8、ΔE<2.14です。
最高のパフォーマンス
現在の最強SoCであるSnapdragon 865を搭載。もちろん5Gにも対応!(n1/n3/n41/n78/n79)
LPDDR5メモリ(RAM)を8/12GB搭載。
LPDDR4xと比較して、速度は29〜50%向上、消費電力は12〜20%減少しています!
従来のUFS 2.1と比較して2倍高速なUFS 3.0ストレージを128〜512GB搭載。
ゲームのロードであったり、アプリ等のファイルのダウンロードやアップロードが格段に速くなります!
新規格のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応!
なんと8 x 8 MU-MIMOに対応しているので、Wi-Fi 6の性能(Wi-Fi 5と比較して2.7倍速い通信が可能)を最大限に活かすことができます!(iPhone 11シリーズは2 x 2 MU-MIMO。つまり対応した環境であれば、理論値でiPhone 11シリーズの4倍のWi-Fi速度になります。)
巨大なVC(Vapor Chamber)液冷板が発熱によるパフォーマンスの低下を防ぎます!
ゲームであったり超急速な充電、5Gなどの高速通信は多くの熱を発生するので、冷却装置はこれからのスマホに必要不可欠です。
これらが相まってAntutu v8スコアでは驚異の585,232点を記録!iPhone 11 Pro MaxやROG Phone 2を抑えて世界一のスコアです。
急速充電三銃士
4,780mAhの超大型バッテリーを搭載!(Pro版は4,500mAh)
5Gは、4Gと比較してより多くの電力を必要とするので、大容量のバッテリーを搭載することは必然的な流れといえるでしょう。
注目は、『30W急速有線充電(Pro版は50W)』『30W急速ワイヤレス充電』『10Wワイヤレス逆充電』の充電三銃士!
30W急速有線充電はMi 10を、30分で65%、56分で100%、65分で満充電に!
50W急速有線充電はMi 10 Proを、30分で84%、45分で100%、50分で満充電に!
30W急速ワイヤレス充電はMi 10を、30分で53%、69分で100%、76分で満充電に!
大容量のバッテリーですが、最先端の技術によりストレスのない急速な充電が可能です!
そして10W逆ワイヤレス充電は、Pixel 4やiPhone 11といったスマホや、ワイヤレスイヤホンなどを逆充電できちゃいます!(Mi 10がワイヤレス充電のみできるモバイルバッテリーになるようなイメージ)
また、Pro版には65Wの急速充電器(99元 ≒ ¥1,500)が同梱されているのは、非常にありがたいですね。
世界一のカメラ
Mi 10のリアカメラは、1億800万画素/F値1.69のメインカメラ(レンズ7枚)、1,300万画素/F値2.4の超広角カメラ(画角123°)、200万画素/F値2.4のマクロカメラ、 200万画素/F値2.4の深度センサーのクアッド構成。
Mi 10 Proのリアカメラは、1億800万画素/F値1.69のメインカメラ(レンズ8枚)、2,000万画素/F値2.2の超広角カメラ(画角117°)、800万画素/F値2.0の望遠カメラ(10倍ハイブリッドズーム)、 1,200万画素/F値2.0のポートレート(2倍望遠)カメラのクアッド構成。
と、超豪華。Pro版のみ50倍のデジタルズームに対応しているなど、ズームの鮮明さやポートレート画像のぼけ具合などに差があるような気がします。
どちらも8K動画撮影(8Kで撮影した動画から8K写真の抽出も可能)に対応。
光学式と電子式のハイブリッド手ブレ補正によって、走りながら撮影をしても酔わない動画を撮れます!
進化したAIによる画像処理能力によって、天気などを1タップで自然に変えることが可能!
晴天時に撮影した画像を雨天にしたり、曇天時に撮影した画像を晴天にしたり、昼間に撮影した画像を夕方にするなど、自由に天気や時間帯を変更できます。
どうしても手元を撮影するとき、スマホや手の影で暗い写真になってしまいますよね。
しかし、Mi 10ならそんな苦悩から開放します!
Xiaomiの写真加工技術により、影を消して見やすい写真を撮ることが可能に。個人的にめっちゃ便利な神機能だと思います!
-30℃〜70℃まで耐えられる耐熱製と、大気圏を突破できるレンズの耐震性によって宇宙での地球の撮影に成功!
超きれい、、、
そんなMi 10 Proは、カメラ性能を評価するベンチマーク機関「DxOMark」において、世界最高得点の124を叩き出しました!
あのHuawei Mate 30 Pro 5Gを上回りました。オソロシイ。
フロントカメラは2,000万画素のシングル。十分高画質なので、きれいな自撮りも撮れそうです。
世界一の立体音
音楽や映画などを楽しむとき、非常に重要になってくるスピーカー!
今回Xiaomiがこだわったのは立体的な音を再現すること。
そのため、1216リニアスピーカーを2つ搭載(iPhone 11 Pro Maxは0820と1116の2つ)、音の空洞の大きさは1.0cc(Pro版は1.2cc)とハイスペック。ハイレゾにも対応します。
立体的な音を再生するだけでなく録音にもこだわり、奥行きのある高品質な音のビデオを撮影できます!
こだわり立体音が評価され、Mi 10 ProはDxOMarkのオーディオベンチマークにて再び世界最高得点の76を記録!
ただただすごいです。
カラバリ・価格
Mi 10は光の反射が美しい『シルバーブラック』『ブルーグリーン』『ピーチゴールド』の3色展開。
Mi 10 Proはマットで高級感のある『ダークブルー』『ホワイト』の2色展開。
価格は、
- Mi 10: 8GB+128GB – 3,999元(¥63,000)
- Mi 10: 8GB+256GB – 4,299元(¥67,500)
- Mi 10: 12GB+256GB – 4,699元(¥74,000)
- Mi 10 Pro: 8GB+256GB – 4,999元(¥78,500)
- Mi 10 Pro: 12GB+256GB – 5,499元(¥86,500)
- Mi 10 Pro: 12GB+512GB – 5,999元(¥94,500)
昨年発表されたMi 9は2,999元〜(¥47,000)だったので、およそ¥16,000の大幅値上げになっています。
しかし、Mi 9と比較してスペックが大幅にアップしているのでそこまで高いとは感じません。ですが、世界一のカメラやオーディオなんていらない。Snapdragon 865を搭載、他は妥協できるという人は、Redmi K30 Pro(Poco F2?)を待つべきかと思います。(Redmi K30 Proはおそらく4.5万円くらいで買えると考えられるので。)
※RAM・ストレージ
スペック
Mi 10 | Mi 10 Pro | |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 865 | |
ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED FHD+ 19.5:9 90/180Hz 2340 x 1080 HDR10+ 500/800/1120nit 5,000,000:1 パンチホール |
6.67インチ AMOLED FHD+ 19.5:9 90/180Hz 2340 x 1080 HDR10+ 500/800/1200nit 5,000,000:1 パンチホール |
RAM | LPDDR5 8/12GB | |
ストレージ | UFS 3.0 128/256GB |
UFS 3.0 256/512GB |
バッテリー | 4,780mAh 30W有線充電 30Wワイヤレス充電 10W逆ワイヤレス充電 |
4,500mAh 50W有線充電 30Wワイヤレス充電 10W逆ワイヤレス充電 |
リアカメラ | 108MP F1.69 7Pレンズ 13MP F2.4 123°(超広角) 2MP F2.4(マクロ) 2MP F2.4(深度センサー) 8K動画撮影 |
108MP F1.69 8Pレンズ 20MP F2.2 117°(超広角) 8MP F2.0(5倍望遠) 12MP F2.0(2倍望遠) 8K動画撮影 50倍ハイブリットズーム |
フロントカメラ | 20MP | |
無線関連 | Bluetooth 5.1 IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax 8×8 MU-MIMO AAC/LDAC/LHDC/aptX/aptX HD/aptX Adaptive |
|
ポート類 | USB Type-C | |
生体認証 | 画面内指紋認証 2D顔認証 |
|
寸法 | 162.6 x 74.8 x 8.96mm | |
重さ | 208g | |
その他 | 5G デュアルスピーカー NFC 液冷 Write Turbo Game Tutbo 3.0 |
5G デュアルスピーカー NFC 液冷 Write Turbo Game Tutbo 3.0 65W充電器同梱 |
OS | MIUI(Android 10) | |
Antutu v8 | 602,660 | |
カラー | シルバーブラック ブルーグリーン ピーチゴールド |
ダークブルー ホワイト |
価格 | 3999元〜 €799〜 |
4999元〜 €999 |
※90/180Hz: リフレッシュレート90Hzで、タッチサンプルレート180Hzという意味。
※500/800/1120nit: 輝度500nit、最大輝度800nit、ピーク輝度1120nitという意味。
※Mi 10のカラー: ピーチゴールド、Mi 10 Proのストレージ: 256GB、Mi 10/ProのRAM: 12GBは中国版限定。
最後に
「映画(動画)や音楽などの娯楽を最高の環境で楽しむだけでなく、創る側にもなれる」そんな妥協を感じさせないフラッグシップスマートフォンという印象を受けました。
Mi 10/Proの欠点は、画面のリフレッシュレートと解像度が少し劣っているところですね。(Galaxy S20 120Hz→Mi 10 90Hz、Galaxy S20 QHD+→Mi 10 FHD+)
(なんなら144Hzで4K+、100W急速有線充電に50W急速ワイヤレス充電、アンダーディスプレイカメラにRAM16GBで15万円くらいのPremium Edition的なのが出たら最高。)
中国版は日本の電波との相性があまり良くないので、ひとまずグローバル版の発表を待ちます。というか、去年末にXiaomiは日本に参入したので、Mi 10シリーズの日本発売は確実とみて良いでしょう。
日本での価格はMi 10が¥70,180〜(税込)、Mi 10 Proが¥87,780〜(税込)くらいになると予想します。(あくまでも一個人の意見です。)
グローバル版の発表により、日本ではMi10が¥86,680(税込)、Mi 10 Proが¥108,680(税込)くらいの価格になると予想されます。(VAT税20%、消費税10%で計算)
想像以上にグローバル版が高い……。
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※当記事内の人民元→日本円は、2/13(木)時点の為替レートで計算したおよその金額です。
※Mi 10は2/14 11:00、Mi 10 Proは2/18 11:00発売予定。(中国版、日本時間)
※当記事内のユーロ→日本円は、3/27(金)時点の為替レートで計算したおよその金額です。