巴工業は、人工知能(AI)で遠心分離機を自動運転制御するシステム「セントニオ」を発売した。遠心力を受けて分離された固形物の含水率や分離液濃度をAIが常時監視し最適運転につなげる。自動化による人員不足の解消や消費電力量の削減、生産性の向上などを実現する。3年後に国内で約10億円の売り上げを目指すとともに世界展開にも乗り出す。AIによるセンサー数値や画像解析により処理物を監視し、要求仕様値を充足するために必要な制御を判断。含水率の低減や処理量の増大などあらかじめ設定した優先項目に従い、熟練技術者が操作するように遠心分離機を継続的に最大性能で運転する。AIの特性を変更できる独自機能を備えており、優…