メガバンクの海外戦略の重心が、米国からアジアに移りつつある。三菱UFJフィナンシャル・グループが9月、傘下に置く米地銀の売却を発表。金利低下で利益を稼ぎにくくなっていたほか、デジタル化や規制に対応するための投資が重荷になったためだ。各行とも成長著しいアジアでは投資を活発化させており、いち早く市場を囲い込んで収益の柱に育てる戦略を描いている。
メガバンクの海外戦略の重心が、米国からアジアに移りつつある。三菱UFJフィナンシャル・グループが9月、傘下に置く米地銀の売却を発表。金利低下で利益を稼ぎにくくなっていたほか、デジタル化や規制に対応するための投資が重荷になったためだ。各行とも成長著しいアジアでは投資を活発化させており、いち早く市場を囲い込んで収益の柱に育てる戦略を描いている。