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毎日の生活の中で編集部員たちが愛するモノやコトを紹介する「チームOggiのハマリモノ」。今回は、実用的で美しい。木製のオーバルボックス「シェーカーボックス」を紹介します。

松本のセレクトショップでひと目惚れして早数年---

井藤昌志さんのシェーカーボックスの存在を知ったのは、数年前に旅した長野県・松本市にある「LABORATORIO(ラボラトリオ)」という、とても素敵なセレクトショップで。店内には、大小のシェーカーボックスが置かれていて、その美しい佇まいに一瞬で見惚れてしまいました。その時なぜか購入を見送ってしまったことを、その後何度も後悔しました(笑)。

そもそもシェーカーボックスとは、19世紀にキリスト教プロテスタント宗派のシェーカー教徒たちが作っていたもの。薄い木材を曲げてつくったオーバルボックスで、継ぎ目部分は接着剤は使わず金具で留められています。

その井藤さんのシェーカーボックスの個展が近所で開催されるとのことで、勇み足で訪れ、手に入れたのがこちらです。ちょっと早めのクリスマスということで、夫婦でプレゼントし合いました。

私はリビングに散らばっているエコバッグを収納できるサイズがほしく、大きめのサイズ【7】を。夫は財布や鍵を収納用にとサイズ【5】に。個展ではグレージュや黒などスタイリッシュなカラーもありましたが、今回は「シェイカーズボックスらしさ」をより感じられるナチュラルなブラウンに決めました。素材はチェリーだそうです。

来客があるとき、心に余裕があるときだけはきちんと重ねて。普段はフタが開けやすいように、横並びに置いています(笑)。

日常の雑多なものを美しく収納できることに喜び

私が使っているサイズ【7】は、縦約32cm×横約23cmと大きめで、けっこうな容量。エコバッグ、手袋、ニット帽など、日々出番の多いアレコレを収納しています。私は子供のころから物をあちこちに置くクセがあり、とくにエコバッグは散乱させがちでした。さらに冬になると手袋やニット帽など、出掛ける際に必要なものが増えるにつれ、部屋はどんどん散らかるばかり。

そんな生活感溢れる風景がちょっとストレスだったのですが、このシェーカーボックスが我が家に来てからは、雑多なものの定位置ができて、片付けの習慣づいた気がします。

フタを開けるとこんな感じに。仕切りも何もないシンプルな作りなので、何も考えずポンポン収納できてラクチン! めんどくさがりゆえ、そんなところも大変気に入っています!