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原作/香川まさひと  作画/若狭 星  > 辛辣なるグルメ
最近、漫画雑誌のビックコミックで始まった連載です。
真面目なのか、ギャグなのかわからない漫画ですが、多くの人が旨いと感じる料理への疑問が原動力のようです。

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以下、本文です。

テレビのグルメ番組を見ている。

朝のニュース番組などで、各地の名産品が紹介されている。
紹介された産地の野菜には良い宣伝の機会である。
大抵、最後の生産者コメントが「今年は天気も良く、甘みがあっておいしいです。」
や、「この冬は寒さが厳しいので、野菜がより甘く美味しくなっています。」
など、最後は絶賛紹介して番組が終わる。注文も増えて、紹介されたほうは大喜びである。

不都合な真実は決して明かされない。

  ワイドショーでも、現地のリポートやらで現地の食材を使った料理などが紹介される。
この場合、お笑い芸人の活躍が必須だ。
いかに料理を美味しく表現するかにお笑い人生がかかっているかのように、大げさなジェスチャーで叫んだり、歓喜の踊りを踊る奴までいる。
普通に「けっこう、おいしいね。」と、平常の表現をしたらダメなのである。
一時期、業界のトップに君臨していた『まいうー』さんはどうしているのだろう。最近テレビで見ないような。

  今もテレビで、いちご狩りをしている芸人が登場しているけど、「あま~い」を連発している。とっても美味しそうに食べている。手には、しっかりコンデンスミルクがあったりする。

 このような食レポ番組ばかり、見せられると、本当に美味しいのか、実は不味いのか、消費者としては徐々に疑心暗鬼に陥らざるをえない。
コロナで遠くの産地やレストランに足を運ぶことは少ないご時世、スーパーやコンビニのオリジナル商品や通販食品の紹介も毎日、毎時の定番のように放送され続けている。
 私の知人は、こういった番組で紹介された食品について、まず、ネットで検索して評判をチェックするという。今までに、買って失敗した(旨くなかった)食品が多かったからだ。

さて、日本人の舌はこういった番組に乗せられて、味覚麻痺の状態になっていないだろうか。
まず、自分の舌で判断しないで、まず、テレビの言葉を鵜吞みにしてこれが美味しい味だと思い込んでいる人はいないだろうか。

舌バカは、今に始まった話ではなくて、味音痴と言われる人も結構いたりする。
何を食べても美味しいと感じる舌を持つ人は幸せな人なのだろう。

一方、究極の味覚に挑戦する調理人などは、常に五感で味覚を磨いている。
舌だけでなく、嗅覚や視覚でも感覚を研ぎ澄ます。
そんな、調理人の作った食事に巡り合うことは稀なので、邂逅した時が至福の時間である。

人間は、3歳頃に食べていた食事を一生続けるという報告がある。
幼い頃の食事はソウルフードとして記憶される。
今は、食べる人が減っているけれど、赤ウインナーは私にとってのソウルフードであって、時折食たくなる。正月のお雑煮には、全国各地に特徴があって、私の家の雑煮は醤油仕立ての汁で、具はお餅以外には短冊に切った大根しか入れない。そこに、炙った浅草海苔、ハバ海苔、一松産の青海苔、鰹節をたっぷりと振りかけて、海苔が主体のお雑煮となる。房総のお雑煮のスタンダードだと思うけど、それぞれの家によって具材が微妙に異なるようだ。鶏肉を入れるところも多いように聞く。この雑煮もソウルフードだ。

核家族化の時代、盆暮れに実家に帰省することで、孫達はばあちゃんの手料理を味わうことができるのだけれど、このコロナの時世、規制できない幼い孫も多い。
田舎のソウルフードを味わうこなく、都会のソウルフード(ファーストフード的な)になじんだ舌は生涯に影響する。

ナルナル菌を使った野菜や果物は、どれも絶品の味となる。究極の野菜の味を引き出すのがナルナル菌であり、
人体が欲しがる味にしてくれるのがナルナル菌なのである。
舌バカが増えると、このナルナル菌の作る味が解らない人が増える。
とても悲しい事である。

有機栽培、慣行栽培(化成肥料)、農法を問わず、過剰な肥料成分は野菜への残留窒素分を増やしてしまう。
硝酸態窒素と呼ばれるものだ。
硝酸態窒素が多い作物には食べてわかるものが多い。
舌の敏感な人なら完璧に感じることができるらしい。
味的には、鶏のオシッコ、猫のオシッコ臭がある。そして、舌に重い。油粘土のような味がするのである。
野菜に限らず、イチゴや梨でもこういった味に出会うことがある。
私的には直ぐに、吐き出したいところだが、生産者が美味しいからどうぞと進めてくれている目の前から逃げられない事が多い。結果、一日中、舌におかしな違和感が残って閉口したことがある。

小さい子供に、野菜嫌い、メロン、イチゴ嫌いが増えているのもこれが一因もしれない。
(現代、お肉にも同様の味がするものがあります。)

この、違和感マシマシの味覚を感じられなくなったら脳梗塞などの血管詰まりに要注意である。
この味覚麻痺になった人が脳梗塞に倒れる姿を何人も見ている。
いずれも、肥料分過多の農家さんだった。

『自分で種を撒いて育てた野菜は美味しかろう。
愛情だって沸いている。
絶対美味しいに違いない。
うん、そうだ、これが美味しい味なんだ。』
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と、思い込んでいるあなたのためにこの文章を書いています。
有機栽培なら安全だと思っている方もご注意ください。
自然栽培だから大丈夫だと思っている方、今の時代は、空から様々な化学物質が降ってきます。
東大の農場では有機栽培の畑の土を新入生に舐めさせて、土の味を体験させるそうです。
マグネシウム(苦土)は苦いとか、鉄分の錆びた味や硫黄分の卵の腐った味など、色々な味が楽しめるそうですが、100人学生がいると1人位が泡を吹いて倒れるそうです。
東京の小金井にあるから、化学物質がより多く降り注いでいたのかもしれませんが、いまや、PM2.5などの化学物質交じりの粉塵が大陸からやってくる時代です。

大変です、日本に安心できる農地はあるのでしょうか。
あります。土壌菌種が豊富な畑です。
自然栽培系の方で荒れ地(山を切り崩した跡地)のようなところで、野菜の栽培をしている方がいます。
自然界で、自然な状態で土壌微生物相が豊かになるには最低100年かかると思ってください。
古くからの畑も、過剰な施肥などで簡単に土壌微生物相が壊れます。回復には、人生が追い付かない人がほとんどでしょう。

では、どうすればいいのでしょう。
自然の状態で自然と畑ができるという幻想は捨ててください。
土壌微生物相の貧弱なところでは、降り注ぐ化学物質を分解することができません。
化学物質毎に性質が異なるので、一概に土壌微生物相の豊かな畑には有害物質は無いとは言い切れないでしょうけれど、土壌微生物相の貧弱な畑よりははるかに安全だと言えるでしょう。
土壌微生物の菌種が多いことは、そのまま、化学物質分解能力の優位を表します。

まずは、お手本として、自然の森のような土壌微生物相の構築を目指すこと。森の環境を再現することです。
森に降り注ぐ有機物は葉っぱや枝です。天から地面に降り注いできます。地面と有機物の隙間に土壌微生物が繁殖するのです。
地面の、土の中に土壌微生物が繁殖すると思っている方がほとんどだと思いますが、正しくは、
地表面上の有機物と、地面の間に土壌微生物の多くは生息します。(この部分は、腐食やリターと呼ばれています。)

ナルナル菌を散布することで、より早く森の環境を再現することができます。
ナルナルのホームページに各種の資料があるので、使い方について参照してください。
(振りまくだけで、とっても簡単なんですけどね。)

さうさう、微生物を畑に増やそうと努力している人たちが大勢いることは素晴らしい事です。
でも、ちょっとというか、大きな勘違いをしている人が多いのも事実で、そういった声のほうが圧倒的に多いのも悲しい事です。
 一例を挙げると、納豆菌や乳酸菌(ヨーグルト作るよ)、光合成細菌が畑に良いと言って撒く人がいると思いますが、納豆を培養する(活発に増える)時の温度は30度以上です。いくら納豆菌の餌である藁があっても、寒い時には死滅します。死んだ納豆菌は他の微生物や原生動物たちの餌となりますよ。
加温して培養したものは、寒い畑では死滅します。他の生物の餌になるのです。
微生物の生理を無視して理想を夢見て農業をしている方はご一考くださいね。
無意味ですから。

それと、光合成細菌は嫌気性の菌で大抵が酸素が嫌いで、湿ったジメジメした場所が好みで、地獄谷などの温泉地でよくみられる赤や黄色に色づく菌です。
土壌微生物としては、日陰者のわき役的な存在だろうと思われます。
ドラマでいえば、主役の後ろを通り過ぎる通行人みたいなものと考えられます。
大抵の日本の土壌には最初からあちこちに分布しているので、わざわざ撒く必要はないでしょう。

よく読まれている有機栽培系の書籍や指南書でもこれらの指摘はほぼありません。
微生物研究者の中に農業利用を研究する専門家がいかに少ないのか、嘆かれる所為です。
このみとは、度々ブログでも書いているので探索してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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◇土耕菌ナルナルの詳細はホームページへ
http://www.narunaru.info/index.html
土壌菌についての解説しています。

◇モンパの被害が多発しています。
ナルナルで被害を最小限に食い止めましょう。
モンパ対策のページ
http://www.narunaru.info/monpa-1.html

◆ナルナルを購入する。
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◆FB土耕菌ナルナル【公式】
やや難しいことがリンクされてます。
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