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シリアは中東におけるイランの最大の同盟国となっていますが(何しろアサド政権の存続はイランやヒズボラー等の支援によるところが大きい)そのシリアで最近イランの影が薄れ、アサドの方、また一部のアラブ諸国もシリアのアラブへの復帰を画策しているようですが(最大の兆候はUAE外相のダマス訪問とアサドとの会談),al shaqrq al awsat net はこの点に関し、シリアにおけるイランの影響力の現象という記事を載せています。
事実関係は不明ですが(もしかするとイスラエル情報筋の情報が元か?)、興味ある記事につき次の通り
もっともこの記事が正しいとすれば、13日だったか、独の裁判所でシリアの元情報部員だったかが、反体制派シリア人の殺害、監禁、拷問等の罪状で有罪になったとの報道があり、人権外交を掲げるバイデンとしてはアサドとの関係は大目に見にくくなったと思われるが・・・・

・アサド政権および一部のアラブ諸国が、シリアがこれまでのイランべったりの政策からアラブ連盟及びアラブ諸国に復帰することを画策しているが、これに対して米上下両院の外交委員会はバイデン大統領あての書簡で、アサド大統領との関係回復をもくろむアラブ諸国の動きを甘く見ることに懸念を表明した。
・他方イランはシリア内に展開していた兵力の実に75%を引き上げたとされる。(これが事実とすれば最近おロシアとの確執もその背景かもしれない)
とくにIDFの軍情報局によると、イランは、レバノンのヒズボッラーに対する兵器等の供給も削減しており、またシリア等における親イラン民兵の活動も、縮小している由。
その一つの背景はIDF空軍の空爆によるこれら勢力の被った損害の大きなこともある由

إسرائيل ترصد تراجعاً عسكرياً إيرانياً في سوريا | الشرق الأوسط (aawsat.com)