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 イオンカードをかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは9月10日11時時点で稼働中のため、引き続き注意が必要だ。

 フィッシングメールの件名は、以下のものが確認されている。

  • 【重要】イオンカード ご利用確認のお願い
  • 【最終警告】イオンカード からの緊急のご連絡
  • 【重要】イオンカード からの緊急のご連絡
  • 【最終警告】AEON CARD 重要なお知らせ
  • 【重要】AEON CARD からの緊急のご連絡
  • 【AEON CARD】重要なお知らせ

 メール本文は以下のような文面になっており、本人確認のためとしてリンク先のウェブサイトへのアクセスを促す内容になっている。

利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)

メールの文面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先はイオンカード会員向けのログインページを装ったウェブサイトで、イオンスクエアメンバーIDとパスワードの入力画面が表示される。入力して「ログイン」をクリックすると、続けて、カード番号や有効期限、セキュリティコード、生年月日などの入力が要求される。

誘導先のフィッシングサイト(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されているが、このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。

https://www_aeon_co_jp.●●●●.cn/
https://www.●●●●.aovmeo.●●●●/
https://www.●●●●.aeosccn.●●●●/
https://www.●●●●.ameocns.●●●●/
https://www.●●●●.amsocnc.●●●●/

 フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」としたうえで、日ごろから個人情報の入力を要求された場合は、入力する前に似たようなフィッシング事例がないかを確認するようにと注意を促している。

 イオンカードでは、クレジットカードの番号や有効期限、暗証番号などについてメールで問い合わせることはないとして、フィッシング詐欺への注意を呼び掛けている。