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小笠原諸島の硫黄島の南にある海底火山、福徳岡ノ場付近で13日朝、噴煙が確認され、気象庁は11年ぶりに噴火したもようだと発表しました。気象庁は周辺海域に発表している噴火警報を継続し、付近を航行する船舶や飛行する航空機に警戒を呼びかけています。

気象庁によりますと、13日6時20分ごろ、気象衛星「ひまわり」が、硫黄島の南およそ50キロにある海底火山「福徳岡ノ場」から噴煙が上がったのを観測したということです。

画像では、13日朝、6時すぎから白い煙が上がり始め、その後、西の海上へと流されているのが確認できます。

このため、気象庁は午前10時半に「福徳岡ノ場で海底噴火が発生したもようだ」と発表しました。

噴火が観測されたのは、2010年2月以来11年ぶりで、気象庁は周辺海域に発表していた噴火警報を継続し、付近を航行する船舶や飛行する航空機に警戒を呼びかけています。

福徳岡ノ場では、海上保安庁がことし6月に行った観測で、周辺の海面が変色するなど火山活動の活発化が確認されていました。