東京都で先月、保健所が新型コロナに感染した40代の男性の健康観察が一度もできないまま男性が亡くなっていたことが分かりました。
東京都によりますと、亡くなった40代の男性は7月31日に新型コロナへの感染が判明し、同居する家族がいるため経営する店舗でひとりで療養を続けていましたが、8月7日に家族が訪れたところ死亡しているのが見つかりました。保健所は8月2日から4日までのあいだ、毎日電話をかけましたが男性とは連絡が取れず、8月5日には職員が直接訪問しましたが、男性と一度も会えないまま訪問を打ち切ったということです。
都内ではこのほか8月17日に感染が判明し軽症のため自宅で療養していた30代の女性が4日後の21日に容態が急変し、病院に救急搬送されましたが、亡くなったということです。女性に基礎疾患はなく、ワクチンは接種していませんでした。
都内では13日、合わせて12人の死亡が発表されています。