沖縄本島から約40キロ西方に位置する慶良間(けらま)諸島は、大小三十余りの島々からなり、「ケラマブルー」と称される世界屈指の美しい海が広がる。初めて見たときは、宝石のように透き通る青さに目を奪われた。150万年以上前、慶良間諸島は本島北部まで連なる標高1500メートルを超える山脈の一部だった。長い年月の地殻変動により沈降して、現在の島々は山脈の頂部分に当たると考えられている。琉球王朝時代には、中国との貿易船の係留地で、島の地形から風待ちの港として 全文
産経新聞 01月14日 09時00分
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