ボルボ・カーズは、国際的な環境NPOであるCDPによって、そのサステナビリティ戦略が評価され、排出量の削減や気候変動リスクの軽減により、クライメート・ニュートラルな企業になることを目指した取り組みに対し、「気候変動Aリスト」に選定されました。
これにより、ボルボ・カーズはCDPの気候変動リストの中で、少数の企業とともに最上位に位置づけられました。13,000社以上の企業が環境への影響やリスク、取り組みに関するデータを開示して参加しており、ボルボ・カーズの高得点は、環境と気候変動対策のリーダーとしての地位を反映しています。
ボルボ・カーズのグローバル・サステナビリティー部門の責任者であるアンダース・カーバーグは、「排出量を削減し、クライメート・ニュートラルな企業になろうとする私たちの努力がCDPに認められたことを大変誇りに思います」と述べています。「名誉ある『Aリスト(最高評価)』を獲得したことは、私たちが正しい方向に進んでいることを示しており、他の企業にも更なる努力を促すことができると期待しています」と述べています。
ボルボ・カーズは、2030年までに完全な電気自動車メーカーになることを目指しており、自動車業界で最も野心的な電動化計画の一つとして、今後数年間で電気自動車の新シリーズを展開する予定です。これは、2040年までにクライメート・ニュートラルな企業になるという高い目標の一環であり、事業全体で一貫してカーボン排出量を削減することに取り組んでいます。
ボルボ・カーズは、2018年から2025年の間に、平均的な自動車1台あたりのライフサイクルにおけるカーボンフットプリントを40%削減することを目指しています。これには、2025年までにサプライチェーンにおけるカーボン排出量を25%削減することも含まれています。
ボルボ・カーズはこれらの削減を実現するために、スウェーデンの鉄鋼メーカーであるSSABと共同で化石燃料を使用しないスチールを開発し、また、スウェーデンのバッテリーメーカーであるノースボルト社と共同で次世代の持続可能なバッテリーセルを開発・製造するなど、積極的な取り組みを行っています。
ボルボ・カーズは、11月に開催された国連のCOP26気候サミットにおいて、新車販売のゼロ・エミッション化に関する共同声明に署名するとともに、事業全体のカーボン排出量1トンにつき1,000 SEK(スウェーデン・クローナ、日本円:12,500円*)にするカーボン価格を社内で導入しました。事業全体にこのようなカーボン価格の仕組みを導入したのは自動車メーカーとして初めてのことです。
CDPについて
CDPは、企業、都市、州、地域を対象とした世界的な環境情報開示システムを運営する国際的な非営利団体です。
Text&Photo:ボルボ・カー・ジャパン