「感染者減も重症者まだ多く医療一部制限」 東京モニタリング会議
東京の感染状況を分析するモニタリング会議が行われ、専門家は「新たな感染者は減っているが、重症者はまだ多い」と注意を呼びかけました。
7日間の平均でみた東京都の新たな感染者は86人で、1週間前の半数近くにまで減少しています。入院患者も先週の751人から480人にまで減少しました。また、重症患者についても先週の77人から43人にまで減っていますが、専門家は「重症患者はまだ多く、去年の同じ時期を上回っている」として、通常の医療が一部制限されていると指摘しました。
東京都 小池百合子 知事
「重症の病床の使用が長期化しているなど、救命救急体制への影響が残っているとの指摘がある。都民の皆様には基本的な感染防止策の徹底と定着についてお願いします」
また、東京では夜間の人出が急増していて、緊急事態宣言が出されていた時期と比べると32%増えているということです。専門家は「すべての世代にワクチンが行き届くまでは、段階的な緩和によって夜間の人出が急増することを防ぐことが重要」と注意を呼びかけています。