もっと詳しく

女の勤務期間に数件の不審死 茨城・介護施設入所者殺害事件

 茨城県の介護施設で、入所者の男性を殺害したとして元介護職員の女が逮捕された事件で、女がこの施設に勤務していた間に、数件の不審死が確認されていることが捜査関係者への取材でわかりました。

 この事件は、茨城県古河市の介護施設で、元介護職員の赤間恵美容疑者(35)が、入所者の吉田節次さん(76)の点滴に注射器で空気を注入し、殺害したとして逮捕されたものです。

 その後の捜査関係者への取材で、赤間容疑者がこの施設に勤務していた去年の4月から7月の間に、ほかにも数件、入所者の不審死が確認されていることがわかりました。警察で関連を慎重に調べています。

 また、施設関係者によりますと、赤間容疑者は事件当日、吉田さんのベッドの近くでかがみ込むような不審な行動が目撃されていて、職員に問いただされると「もういられない」と話し、退勤時間を待たず施設を去ったということです。